「小説家になろう」さんで読ませていただきました。
普段わたしが好む物語とはちょっと違うのですが…。
あらすじ:
ヘレナは、田舎町で一番大きな商家の長女。平凡な容姿で幼いころから内気な子だった。失恋の傷心を抱え、類まれなる美貌の持ち主である、若き領主アルバート・ウィンコットの元に嫁ぐことになった。最初に「君の役目は世継ぎを産むことだけだ」とはっきり言われた。初夜以降夫がヘレナを訪れることは無かった。そして妊娠が発覚する…。
始めに「君を愛することは無いから…」って言われて始まる物語が大体好きなので、読んでみました~。
題名が「身体が先か…」だったから、身体から始まって好きになる物語かな~と漠然と。
確かに、身体から始まって心をつなげていくって言う物語でした。
けれど、物語的には思っていたものとはちょっと違いました~。
ヒーローが…ヒーローがぁ…
とってもヘタレで、しかも捻くれちゃってる。
でも、なんと、そこが可愛いんです。
こんなヒーローは、今まで読んだことないかも。
と言うか、この性格だと、ヒーローではなくて、悪役か、わき役でしょう~!(笑)
パクチーみたいなヒーロー。
嫌いな人は食べられないけど、好きな人は大好き♪
わたしはちなみにパクチー大好き♪
そこに、内気だったはずのヒロインの良いところが生かされているんです。
内気過ぎたら、この「旦那様」にはついていけないんですね~。
でも、基本、優しいから、この旦那様でも耐えていける。
そして、そんな旦那様を「可愛い」と思える人柄が良い。
読む分には楽しいけど、本当に、こんな男性が居たら、大嫌い~~!(笑)
なのですが、なぜだかアルバートさんは可愛いんです。
普通のラブストーリーを期待して読んでしまうとだめですよ~。
「なにこれは~」と新しい発見を求めている方にはお勧めです。
星は8つかなぁ。9つかなぁ。とりあえず、何回も繰り返し読みはしないので、8つにしておきます。
★★★★★★★★☆☆
書籍化もされておりますよ~。