原題: Ruthless Magnate, Convenient Wife (冷酷なタイクーン、便利な妻)
2010年の年間最高ヒットだそう。
だいぶ前の作品ですね~。
ざっとあらすじ:
双子の妹アレクサは、姉のアリッサの名前を騙ってロシア人の大富豪セルゲイ・アントーノヴィッチと期間限定の花嫁になる契約をしたが、新しい恋人との子を妊娠したので、アリッサに代わりに結婚するように頼む。契約金が無ければ、二人の母親は家も店も失う。契約の中に「子供をもうけて、その子を手放す」と言う条件があることを言わなかったアレクサ…。
リン・グレアムの仲良し姉妹のシリーズがたくさんあるけど、この物語では、双子なのに、妹は悪魔だ~。
悪魔って言うよりは嘘つきの詐欺師か。
今回は、ヒーローよりもむしろ妹がひどすぎて腹立った~~!
しかも、姉妹の父親も、ガンで死にかけて家族にさんざん世話されたのに、治ったとたん若い女と出来ちゃって勝手に出て行ってお金迄要求。
双子の母親は良い人だったけど、父親と妹がクズ。
父親は、後で反省して戻ってくるけど、わたしなら絶対より戻さないわ~~!
許しませんよ~!
妹、実は妊娠もしてなくって、自分の婚約者も姉も騙してたんですよ~。
契約結婚したくなかったのも、お金は欲しいけど、子供を産むともうとぞっとするから姉に押し付けたみたい。
多額の契約金も、アリッサには一銭も渡さず「お金持ちの嫁にしてやったんだからありがたがれよ~」って感じで。
本当に、嫌な女でした。妹!!
ヒロインは、妹より高学歴で優しくてナイーブな女性。
小さいころから妹が何かと双子と姉を利用してたみたいで、同じ顔なのに、妙にコンプレックスみたいなものを植え付けられてるのです。
でも、ヒーローは洗練されてる妹のアレクサには全く興味なくって、本当は契約前の断ろうと思って一度会ったのです。
でも、そこに来たのが、ヒーローの好みにばっちりの姉のアリッサだったの~。
もう、最初の方からけっこうヒーローはヒロイン溺愛っぽいけど、お互い無意識か?
まぁ、でも、ヒーローが「子供を産んで、その子を置いて出ていく」みたいな結婚契約を書いてたから、ややこしくなってました~。
あはは。
ヒーローはお約束で、子供のころ両親が車泥棒とアル中で二人とも死んじゃってて、しかも最初の結婚相手の妻もとんでもない感じだったから、結婚に今日に亡くなってしまってたんですね~。
でも、ヒロインと出会って、ヒロインを好きになって変わっていくのです~。
なんか、双子なのに、悪魔と天使で、面白かった~。
でも、一卵性の双子で全く同じ環境で育って、あんなに真逆にあるのってありえるんかしら~~?
違う家とかで育ったならまだしも…。うーん。
ま、そこは物語なので…。
今、ハーレクイン小説は、ほとんどリン・グレアムしか読んでいません。
食べ物でもなんでもそうなのですが、私は嵌ったものは、同じものを毎日でも食べたい派です。
ハーレクインにリン・グレアムしか作家が居なくなっても、今の私は大丈夫(そんなこと起きるわけないけど)
星は8つ
★★★★★★★★☆☆
麻生歩さんの描かれるハーレクインコミックが大好きです。
ヒロインが可愛くて綺麗だから~。
リン・グレアムと麻生歩さんの組み合わせは最高♪