3月21日 | 父が末期のすい臓ガンと宣告されました

父が末期のすい臓ガンと宣告されました

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父もパパっ子も、あまり寝れないまま朝を迎えた。
8時くらいに朝食を持って来てくれたのだが、お茶だけもらって、手付かずのまま返却。

その後、10時過ぎくらいに母交代に来た。
こんな事になるとは思っていなかった為、12時15分から歯医者の予約を入れていたパパっ子。
一旦帰って支度し、歯医者に向かう事に。
しかし、ちょっと時間に余裕があった為、家で少し休憩していたのだが、油断するとガクッと寝てしまいそうになる。
もう年的に徹夜は厳しいのを実感。

そして、パパっ子が帰宅して歯医者に向かう準備をしている間に、祖父の昼食の準備の為帰宅しなければならない母の交代で、姉が病院へ。
すると、病院に着いたであろう姉から、
「今ママは帰ったよ。
おしっこまた出なくて、一度今回だけ導尿しませんか?って聞いたらやるってパパが言ったからやったら、結構な量が出たみたい。
看護士さんからその後一度先生とお話する時間を作ったら…って言われて、今日の夕方全員でお話することになったみたいだよ。
そろそろ最期のお話だと思うので、覚悟した方がよさそうみたい…。」
とメールがきた。
ついにきたか。。。

にしても、昨日結構な量の飲み物を飲んでいたのに、なかなか自分では出せなかったおしっこ。
意識もはっきりしてて、導尿に対してはすごく拒否反応を示していた父。
今朝も、看護士さんに導尿を勧められたが、断っていたのに。。。
やはり出したいのにだせないのが辛かったのだろうか。
でもまあ、相当量飲み物を飲んでいたので、出せて一安心。
が、その反面、あんなに拒んでいた導尿を受け入れたんだ。。。と、ちょっとショックだった。

歯医者から戻って来、祖父の食事の支度を終えた母と14時くらいに病院に向かう予定だったが、あまりの眠たさに撃沈。
母が病院にいる姉と連絡を取ってくれ、先生との話し合いが16時頃という事になったので、パパっ子をもう少し寝かさせてくれ、一先ず母だけ病院に向かった。
その後爆睡していたパパっ子だが、物音で起きると姉が帰宅していた。
どうやらパパっ子を迎えに来てくれたらしい。
時間は15時30分。
急いで支度し、病院に向かった。

父は相変わらず、うとうとしている。
母と姉と3人で先生を待っていると、17時過ぎにやっとキリがついたらしく、呼びに来た。
にしても、看護士さんが呼びに来てくれれば良いのに、先生自ら
「お待たせしました。」
と部屋に来た。
そしていそいそと部屋を出るパパっ子たち3人。
父はどう思ったのだろうか。。。

部屋に入り、担当医の先生と父の担当の看護士さん2人とパパっ子たち3人で席に座った。
覚悟はしていたが、先生からのお話は、この一週間というより、もう一日一日が山だという事。
また、父は積極的治療を望んでいないので、もし今後急変したりした際、心臓マッサージや呼吸器などの延命治療を行わないつもりなので、ご家族の同意を、との事だった。
どうやら父は、先生や看護士さんによく「寝かせてくれ」 と言うらしい。
確かにパパっ子も、昨夜泊まり込んだ際、睡眠導入剤が効かないから、再度入れてくれと言っていた。
でもそれは、うつらうつらしか寝れなく、ぐっすり寝れないからではないのか?!
先生的には、「寝かせてくれ」=「このまま起きたくない」=「死なせてくれ」と捉えている様だが。。。
もちろん、そういう意味だとしても、病院的にそんな措置は絶対しない。
確かに父の性格を考えると、意識はしっかりしているのに、日に日に出来なくなっていく事が多くなってきて、他人の手を借りないと何もできなくなっている。
そんな事、父には辛く堪えがたい事だろう。
そして、正直治る病気ではないし、このままどんどんできない事が増え、辛くなっていくだけ。
そう考えると、父はただぐっすり眠りたいだけではなく、もう起きない事を前提にぐっすり寝たいのだろうか。。。

また、延命治療の件だが、父の気持ちも先生の気持ちも分かる。
だが、母・姉・パパっ子がいる時に急変したのなら、延命治療を行わないのも仕方ないと思える。
が、母・姉・パパっ子がいない夜中等に急変した場合、やはり家族としてみれば、家から病院まで10分程度なのだから、家族が揃うまで、例え形だけでも生きていて欲しいと願ってしまう。
そこまでさせて最期を看取りたいと思うのは、家族のエゴなのだろうか。。。

姉とパパっ子は、分かっていた話だし、覚悟もしていたのに、先生との話し合い中涙が止まらなかった。