肌がピンと引き締まるような

空気の凍てつく朝、

 

昨日思い立って観に行った地域の上映会での映画

沢田研二主演、松たか子共演の

 

「土を喰らう十二カ月」

 

すごく自分の暮らしやいままで大切にしてきたことの価値を

あらためて感じさせてもらう機会になった。

 

 

 

 

季節季節の畑や山里で採れる作物を

丁寧に仕度し、味わう日々。

 

一日一日を大切に

今日一日を精いっぱい生ききる。

 

 

そんな人生の味わいと共に

こんな環境で毎日を過ごせることって

 

 

なんて有難いことなんだと

感謝しかない。

 

 

 

旧暦の暦の上での今は

二十四節気の 小寒 の節。

 

 

動植物の変化や季節の移り変わりを表す

七十二候では

 

水泉動 (しみずあたたかをふくむ)。

 

冬至から甦った陽光によって、地面が少しづつ温められ、

地中で凍っていた泉水が、ゆるやかながら動きだす頃と言う意味だそうです。

 

(昨日雪が降ったお隣の水場のようすです。)

 

 

季節の移り変わりを自然界や自分の体で

じかに感じながら

 

 

種の蒔く時期や

梅の漬ける時期なんかを

 

 

暦に記す日本人の感性は

 

 

季節季節の自然界の動きと

 

生きるってことと

 

食すってことが

 

 

とても強く密接につながっている。

 

 

産後の不調がきっかけで

 

食べ物が変わったことで

からだの感性を取り戻した私は、

 

 

子育て中に東京から長野の田舎に移住し、

出来るだけ自分で手作りで作る暮らしをしている。

 

 

野草や保存食の知恵や作り方

お手当の方法を学び、

 

季節季節に採れる

野草や山菜などを食べることで

 

体や気持ちにパワーをいただくことを体感し、

 

 

栽培される野菜も

より自然を生かして作られたものが

 

生命力やエネルギーが強いことを感じた。

 

 

そして何より

南アルプスと中央アスプスの山々に囲まれたこの環境。

 

循環しながら守られている健康な里山。

 

自然に囲まれた浄化力の高いこの環境で暮らすこと。

 

からだも心も洗われます。

 

 

 

自分も大地に根を張る植物のように

 

この土地では、

自然とも人々とも

つながりあって生かされている力強さを感じる。

 

 

感謝しかない。

ありがたい日々。

 

 

春には、

体を浄化する野草の数々。

自然の恩恵を食べるだけじゃなく、

お手当用の野草オイルや蒸留水などをつくります。

 

乾燥させて毎日飲むお茶に入れます。

 

たんぼの傍らで育てた稲苗で

仲間と共に田植えをし、

田車を押す。

 

夏の初めには

梅干しを大量に洗い

大きな樽に漬ける。

 

ちょっと傷んだ梅で

夏に飲む梅ジュースや梅ジャムを作る…。

 

 

季節季節の習慣になった

仕舞いごとが

 

 

次の季節をつないでいく様に

 

わたしたちのいのちも

つないでいる。

 

 

大地とつながって生きている

大きないのちの中で

 

生きるちからをもらっています。

 

 

ちょっと元気が無くなっちゃったときや

ゆっくり充電したいとき、

特に困ったことなくても

 

ごはんを囲んで

いっぱいしゃべろう!!

 

一緒に作って一緒に食べよう。

ぜひ、遊びに来てください。

 

 

◎みんなの里山リトリートハウス

高遠よしよし

https://takatooyoshiyoshi.wixsite.com/home

 

 

 

映画「土を喰らう」HP