人間は、植物以上に

包括的な意味で宇宙と地球をつなぐ存在です。

 

このことを深く心の中に受け入れますと、

 

どれほど植物と人間の間には

密接な関連があるかに思い至ります。

 

真に肥沃な土壌は植物になろうと憧れていて、

 

それが起きるためには、

 

植物たちが霊的原型の世界と

接触しさえすればそれでよいのです。

 

可視の植物は、

(昆虫がさなぎから現れるように)

抜け出ていくプロセスの中で、

 

復活の中で、

 

あとに残された部分なのです。

 

《果実は太陽の力を通して成熟する》

《植物は大地の夜の中で芽生える》

 

人間と大地における惑星の作用と生命プロセス 本文より)

 

 

こちらは世界遺産でもあるフランスのシャルトル大聖堂にある

見事なステンドガラスの中の

 

右が『聖母マリアの生涯』
左が『黄道十二宮』と『月々の仕事』

 

 

キリスト教学派の中でもこの聖母マリアを主祭とする


シャルトル学派という

中世ヨーロッパでプラトン哲学と自然科学を合わせ、

 

カバラと古代ケルトのドルイド信仰が混在した秘境的学びのなかに

 

この人間と大地と宇宙の切ることのできない
エネルギーのつながりの中で

 

わたしたちが生きているということを

探求していた学問がありました。

 

”As above , So below”
上なる如く、下もまた然り

 

わたしたちの体の根っこにあたる部分に

すでにわたしたちの可視化されていない部分が潜在している。

 

植物を通して宇宙からの惑星からのエネルギーが

私たちの体に流れ、

 

私たちの体を形成している

元素や細胞も地球に生息する植物を通して

 

脈動的に与えられています。

 

それらは

肥沃な土壌に必要な要素のように

 

タンパク質や窒素、ミネラルなどを

主要素とする体に必要な成分のすべてを

作り出すことがシステム化されています。

 

昔の方々は

なんと深い叡智を探求していたのだろう。

 

今や私たちの日常は

この植物との関係が危うくなり、

 

宇宙からのエネルギーを

受け取ることが困難になり、

 

健康を損なっていると言って

いいのではないでしょうか。

 

 

私の中では、

 

生命の木(シードオブライフ、ツリーオブライフ、フラワーオブライフ)

という創造の原理を図式、系統立てたこれらの学問は

 

この人間と宇宙との

つながりを植物的に説明している

 

まさに叡智の教えといえます。

そして

植物たちが

 

その宇宙から切り離された

人間の健康と意識成長を

 

宇宙全体とわたしたちを

つなぐ力を持っていて

 

これからの

人間のいのちについての

 

理解と実践になるのではないかと思っています。