先日、友人と話しをしていたら、
みかちゃんはお母さんに十分に抱っこしてもらえてないから
自分と人との境界がしっかり出来なかったんじゃない?
ってなことを言われた。
まさしくそう。
当時父の借金と家業をまわすことに必死だった母は3人目の子どもである私を
離れに寝かせたまま生きるので精一杯だったと思う。
泣いても要求しても誰も来てくれない。
そんな赤ちゃん時代。
そんなことが
自分が自分軸を生きられず、他人との境界をつけられずに生きることになるんだと
知って改めて驚いた。
他者と分離する経験。
母の母体からこの世に生まれ出て
へその緒でつながっていた母の肉体と分離する経験。
へその緒が切れた時点で
物質的には分離したけれど、
見えないエネルギー的にはまだ未分離である。
”わたし”という個の存在としての自覚がまだない。
抱っこされるという経験を通して
”わたし”と”あなた”が
別のものであることを自覚していく。
未成熟な生物として
この世に産み落とされる人間という種にとって
アタッチメント(愛着)がとても重要な育成過程になる。
そして、体を分離させるにあたっての
1安全
2つながり
3愛着/身体的接触
これらのニーズを満たす必要がある。
ときに産後、子どもを抱っこするのが苦手。
別のことに目を向けていたい!
という衝動に駆られるのは
愛着関係を苦手とする他者との関係、
自分との関係に場合がある。
もしくは子供を抱っこすることに
執着しているのも然り。
もし、自分が他者や社会のために
自分を犠牲にしていたり、
十分に自分を発揮できていなかったり、
愛する人との関係を良いものとして結べていなかったら
それらを通して、
自分との関係を回復する必要がある。
それはいつでも
どのプロセスからでも
今この瞬間から
受け取り直すことができる。
大丈夫。
世界はあなたを愛するために必要なことしか起こってない。