温度差
いくつ言葉を交わしても 埋められない
何が正しくて 何が間違いなのか
正解なんて 何一つない
感情論で述べるばかり
ただ単にワガママ言ってるだけ
本当は束縛したいだけなのかも
溢れる思い それを正当化する
無理なやり取り 信用のない世界
約束事なんて結局 破られるためのモノ
そういう考えを持っているのだから 今更
生まれて数十年 培ってきた思考回路
簡単に変えられるほど 単純ではない
何万秒と過ぎた時間 その経験値
一緒に過ごした時間 その何%?
こうして二人 埋める事のできない
隙間広げていく事しかできない
妥協する事 諦める事
それでしか繋がっていられないのなら
これほどまで無意味な関係
もう必要ないのかも
こうして二人 離れる事が結論
温度差はこのまま縮まらない
愛する事 欲する事
自由な空間 空気のような存在
こんなにスレ違ったままならば
もう必要ない
selfish
夕方近くの憂鬱 一人なりたくて
溜息まじり公園 どこまでも続く影
無いものねだりだね と言うあなたの
その言葉の意味 分かりたくない
いつまで経っても子供 それはお互い様
自由だけ 愛してる 我儘なプラン
ルールさえ 守れない 頑ななプライド
複雑な 感情論 押しつけるポリシー
欲張りな毎日 さらに求める
分かって欲しいだなんて 勝手すぎるコメント
どこまでも続く 無償の愛なんて
現実味のない愛 無謀の愛
いつまで経っても分かり合えない愛
自由だけ 愛してる 我儘なプラン
ルールさえ 守れない 頑ななプライド
複雑な 感情論 押しつけるポリシー
自由だけ 愛してる 我儘なプラン
ルールさえ 守れない 頑ななプライド
複雑な 感情論 押しつけるポリシー
その向こうがわ
誰にも止められないと思ってた
ひとよがりの恋は
この程終わりを迎えました
冷たい空気が肌を刺す
それでも消える事のなかった
この熱い思いさえも 今は
信号機の青色
大きな車が通り過ぎた一瞬のうちに
赤色に変わって
その向こう側にいたあなた
もう辿り着けなくなった
ほんの一秒のすれ違い
それだけで全てが狂わされる
それが運命というなら
そんな運命は要らない
もうこのまま止まらないと思っていた
心地良いこの恋は
この程終わりを迎えました
柔らかな日差しが肌を包む
こんなに癒される毎日だったのに
この優しい気持ちも 今は
固く縛ったはずの靴紐
水滴一つ落とさなかったせいで
簡単にほどけた
その向こう側にいたわたし
もう見失ってしまって
ほんの一つのすれ違い
それだけで未来が変わってく
それが運命というなら
そんな運命は要らない
結局こうなってしまう結末なら
それまでの二人の積み重ねは
あの時の狂おしいほどの愛は
ほんの一瞬のすれ違い
それだけで全てが終わりを告げる
それが運命というなら
そんな運命は要らない
それが運命というなら
もう他に何も要らない
花弁の滴
駅前の桜並木
舞い落ちる 花弁の滴
唇をかすめる 淡い桃色
まるで新色のリップのように
この道を歩くたびに
舞い上がる 花弁の滴
ジーンズの裾 淡い桃色
まるで刺繍された模様のように
手のひらにすくい上げて
舞い上げる 花弁の滴
髪の毛に 淡い桃色
まるで花飾りをつけたかのように
思い出が めぐりめぐる
鮮明に 光を放つけれど
今はもう ここにはいない
優しい温もりも 風が浚ってく
この光景は 去年と同じで
僕もまた この場所に立ってるけれど
あの花弁の滴をまとった
貴女はもう ここにはいない
一面に敷き詰められた
幾重にも重なった 花弁の滴
その上に 無色の涙
まるで溶けてゆく雪のように
もう届かないと気付いた時
頬を伝う 花弁の滴
溢れる思いと 無色の涙
まるで頬紅のように彩る
風が浚ってゆく
過去も未来も 花弁の滴に
乗せて いつしか消える
もう戻らないと
あの日は戻らないと
あの日と同じ日は無いと