山は誰のもの?

 

 

先日、以前お気に入りだった温泉へ久しぶりに行ってみました。

 

そこは山あいにある、安価で気軽に利用できる温泉で、疲れたときによく癒やされに行った場所です。

 

ところが、向かう途中から様子が違いました。

道の両側から木々が覆いかぶさるように伸び、まるで木々のトンネル。

もともと熊や鹿が出没する地域ではありましたが、以前よりずっと自然の勢いが増しているように感じました。

 

そして、ようやく到着してみると――

 

なんと温泉は閉鎖されていました💦

 

思い出の場所だっただけに、がっかりショボーン

 

仕方なく引き返し、しばらく車を走らせていると、今度は道の真ん中に大きな鹿が立っていました。

鹿はこちらをじっと見つめ、目が合った瞬間、急ぎ足で山の中へ。

 

その姿を見送りながら、ふとこんな思いが湧いてきました。

 

「そうだよね。この山は鹿さんたちの山だよね」

 

温泉がなくなったことを残念に思っていた私でしたが、その瞬間、この山は本来彼らの住処なのだと気づかされたのです。

 


 

二度続けて見せられたもの

 

 

その後、別の温泉へ向かいました。

ところが、今度はその日だけ午後からの営業。

知らずに訪れた私は、またしても入ることができませんでした。

 

「今日は温泉の日じゃないのかな」

 

そんなことを思いながら山を眺めて帰ることに。

ふと、

 

「熊がいたりして」

 

などと思いながら見つめた山は、どこか以前とは違って見えました。

 

そういえば、途中で渡った橋の下の川も変わっていました。

子どもの頃なら川遊びができそうだった場所は、今では深い茂みに覆われ、とても足を踏み入れたいとは思えない景色になっています。

 

里山がなくなって久しい、と言われています。

 

人が利用しなくなった場所は、少しずつ自然の姿へ戻っていくのでしょう。

今回、二度続けて温泉に入れなかったのは残念でしたが、その代わりに今の山の姿を見せてもらったような気がしています。

 

人間の便利さや開発も大切ですが、自然から奪いすぎることなく、共に生きていけたらいいな。

そんなことを考えさせられた一日でした。


🍀あなたは最近、自然の変化を感じた出来事はありますか?