これは決して惚気では無い。

強いて言えば自己愛だろう。


朝、目が覚める度に想うんだ。

かつての旅の思い出なのか、今後訪れるデジャブの発端なのか、単なる夢なのか。

見上げた青空の視界には時計のついた建物と屋根。

青々とした果てしない草原。

夕暮れの鬱々としていて、どこか新鮮みのある旅館までの道のり。

宿からの朝焼け。

その瞬間の焦燥感。

色、匂い、エモさ。


毎日って訳じゃあないよ、勿論。

そんな想いと共に目が覚めてはたばこを吹かす、昼下がりには人生を考える。

なんにもわからないけれどね。

旅と言えるほど大層なものでは無いだろうけれど、約2年間没頭していた私だから想う。

それらは絶対的に良いモノだろう。

そんな瞬間を過ごせる、これ以上は無いと確信していた。

それらがどんな善し悪しを含むのか。


その瞬間は永遠に続くことは無い。

だからこそ、大切にできる。

楽しい時間はあっという間だからこそ、楽しめる。

何を考えていても悪い気がしない。

どんなに悩んでいても、今を生きている。

今を生きる為に、悩んでいるんだろう。

良くも悪くもどうでもいい。

その瞬間を、自分を以てして謳歌していた。

きっと海や空を眺めて人生観が変わるように、それらの景色を以てして人生観を変えたいんだろう。


変化を超えるんだ。

良くも悪くも成れる。

悪さを孕もうがそれも自分だ。

諦めるな。

前に進み続けるんだ。

過去は過去だ。

喉元過ぎれば熱さを忘れるさ。

熱かったのもひとつの事実に過ぎない。

恐怖の先に理想が待っているのだろうか。

そこまでしなくても良しとしようか。


頭で分かっていても難しいな。

人を変えるために自分を変えて、効率なんて度外視した先にも理想が有って欲しくてたまらないね。

それを成し得るも、成し得ぬも己の生き様よ。

絶対に悪くなる事は無いよ。

足を止めない限り、良く成り続けるだろうよ。

そんなに悪い人は居ないよ。

なんなら自分が一番悪い人なんだろう。

そんな謙虚さがあれば、類は友を呼ぶ。

ひたむきに自分と向き合ってから。

人と向き合えば、良いに決まっている。

こう在れないのなら、自ずと住む世界が異なる。


共感してくれないだろうか。