文字を吐き出さねば。
どんな文章であろうと、創らねば。
そうして出来上がったいくつもの何かは何になる訳でも無く、静かに消えていく。
やらねばならぬ、そんな言葉の重さに押し潰されそうになる。
自分を追い込まねば、そうしてまた出来上がるいくつもの何か。

過去は肯定してやりたい。
ほんのりと否定しては消え行く過去を尻目に。
そりゃいつまでも青い私は、いつまでもほんのりと過去を否定し続け肯定したがるだろう。
大したことねぇ。
自分だって、他人だって。
そんな生き方でいい。

好機を逃すな。
凡人に唯一、与えられるものなんだろう。
凡人は好機に縋る他ない。
故の言葉たち、なのだろう。
無理せず、腐らず、焦らず。
日進月歩、七転八起、点滴穿石。
温故知新、油断大敵、仁者不憂。
現代における万物は組み合わせ順列の差異。

確かに、歴史に重みはある。
だが畑が違えば最早、軽いまである。
万物に絶対的な価値はある。
だが人は相対的に見る。

憂い嘆くなかれ。
どこに居ようと、どう見るかだ。