ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。
今日は、福島県福島市の『牛かつ牛若丸 福島駅前店』です。
最寄駅は、JR東北新幹線/東北本線/奥羽本線、阿武隈急行線、福島交通飯坂線の『福島』。
駅から徒歩5分。市内の信夫山にある『和食くろ沢』が2024(令和6)年9月にオープンした牛かつ専門店です。
コンパクトな店ですが、和モダンの落ち着いた雰囲気の店内。
『特製牛かつ』がメインで、小・中・大・特大の4つのサイズがあります。ビーフカツ大好きな私ですが、いわゆる牛かつには懐疑的でこの店にも余り期待はしていません。しかし、後学のためにやって来ました。
赤身を使った特製牛かつの他にプレミアム牛かつ、牛タンかつなどもあります。特製牛かつは外国産牛肉で、プレミアム牛かつは国産牛だそうです。
牛かつメニューを注文するとミニ和牛カレータレが無料になります。これは絶対頼むべきです。
注文したのは『牛タンかつとプレミアム牛かつ御前』・・・税込2580円。
価格が変動していることもあります。
牛タンかつが6切れ、プレミアム牛かつが5切れ。それぞれレアに揚げられています。牛タンかつが100g、プレミアム牛かつが60gといったところでしょうか?間違いなく芯が冷たいと思います。
やはり牛かつ屋・・・鉄板で両面を7秒ほど焼けとの指示。テンションだだ下り、この時点で私は希望を捨てました。
タレが2種類と塩が用意されています。こちらは、昆布醤油タレ。
昆布醤油タレには山葵を入れてとのことですが、私にはビーフカツを醤油で頂くマインドはありません。
にんにく味噌タレ。牛かつとの相性抜群とのことです・・・本当かな?
山椒塩・・・焼き塩に山椒をすりおろしたものだそうです。
『牛かつと和牛入りハンバーグ御膳』なるものがメニューアップされていましたので、ひょっとしたらデミグラスソースがあるのではと思い所望しました。ハンバーグにはデミグラスソースではなくオニオンソースで、それで良ければ無料で提供するとのこと。有難く頂きました。
まずはプレミアム牛かつを頂きます。内モモのようです。必ず焼いて召し上がれとのことでしたが、敢えてそのまま頂きました。芯どころか肉全体が冷たく、プロの仕事ではありません。誤解のないよう申し添えますが、肉は上質です。腕の良い洋食のシェフの手にかかれば、とても美味しいレアなビーフカツになる筈です。
オニオンソースで頂きました。とても美味しいソースなのですが、この牛かつを美味しくすることはできませんでした。
不本意ではありますが、鉄板で焼きます。客にこんなことをやらせるので『牛かつ屋』を好きになれないのです。
これは最早ビーフカツではありません・・・始めから『牛かつ』でしたね。
山椒塩で頂きます。ビーフカツではなく衣が付いたウェルダンのステーキだと思って口にしました。そう考えればそれなりの美味しさですが、私の求めているのはビーフカツなのです。
牛タンのカツは何回か頂いたことがあります。いずれも絶妙な揚げ具合でしたが、これは全く火が通っていませんので、このまま口にすることは無理です。こちらも肉質は良いのですが・・・残念!
焼きます。
にんにく味噌で頂きます。にんにく味噌自体は美味ですが、『牛かつとの相性抜群』には?????。
口直しにキャベツを頂きます。酸味控えめの和風ドレッシングが美味。キャベツの量も多くて嬉しい限りです。
こちらが無料サービスのミニ和牛カレータレ。
ルーはスパイシーではなく、どちらかと言えば甘口。コクがあって美味ですが、ビーフカツには合いません。
米どころだけあってご飯は非常に美味です。
やはりカレールーは牛かつではなく、こうした方がいいですね。
美味しいルーに美味しいご飯・・・とても満足行くカレーライスでした。
味噌汁は普通に美味しかったです。可もなく不可もなく。
『牛かつ』ということで期待はしていませんでしたので腹は立ちませんが、これをしてビーフカツを語られると嫌だなと思います。そして、にんにく味噌も、オニオンソースも、カレールーもこんなに美味しく仕上げられる料理人が、何故こんなにひどい『牛かつ』を客に提供するの不思議でなりません。多分、鉄板で焼くことありきの店の方針に従わざるを得ないのでしょうね。
今回はご馳走様は言いません。
福島県福島市本町 4-8
エリプスビル1階
024-573-1422
月・火・水・金・土 11:00-15:00 17:00-21:00
日曜日 11:00-15:00
木曜日休み
次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。Son Voltの『Back Against The Wall』です。





























