番外編~東京都練馬区江古田・建物など興味ありましたがモヤモヤしました『武蔵野稲荷神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

東京都練馬区江古田の

『武蔵野稲荷神社』です。

 

最寄駅は

西武池袋線の『江古田』。

 

駅から徒歩2分

西武線の線路沿いに

木立が見えます。

 

突当りには門柱があり

向かって右には『武蔵野稲荷神社』

左には『日の本神誠講』と刻まれています。

 

宗教にはさほど詳しくないので

正確ではないかもしれませんが

『日の本神誠講』は

天理教から派生した宗教法人だったと思います。

 

門柱の先には

対の燈籠と明神鳥居が見えます

・・・画像には1基しか写っていませんが

向かって左にもう1基あります。

 

一般的な神社の参道とは

雰囲気が異なりますが

鳥居があるので参道なのでしょう。

 

などと言いながら

石フェチは変なところに目が行ってしまいます。

 

何の変哲もない縁石なのですが

よく見ると少し変わっています。

 

左側は

不揃いで比較的大きな石で構成されています。

 

一方、右側には

大きさがほぼ同じの

小さな石が整列しています。

 

左右の不揃いが

何かを意味しているのかは

私には分かりませんが

いい趣味だな感心しました。

 

さらに進むと

突当りは曲がり角

小さな社が見えますので

神社に間違いないようです。

 

角を曲がると

右手には『武蔵野稲荷神社』と染められた

たくさんの赤いのぼり旗が靡いています。

 

生来の不信心者は

奉納されたのぼり旗ではなく

左側の庭に関心が向いてしまいます。

 

2個の石と玉砂利を使った枯山水

良いセンスの作庭です。

 

参道が狭く

適当なアングルが取れないため

神門全体を撮影することができません。

 

それではここで遅ればせながら

この神社について書き記します。

 

創建年は不祥ですが

明治から第二次世界大戦前まで

『練馬のお稲荷さん』とも呼ばれ

民間信仰の社として存在していたようです。

 

戦争による混乱と神主の死去などにより

戦後には境内が荒廃してしまいますが

北区東十条を拠点に衆生救済を行っていた

『日の本神誠講』が引き継ぎ

1952(昭和27)年に当地に本部を移しました。

 

1968(昭和43)年

『日の本神誠講』本部の一部を

『武蔵野稲荷神社』が無償で借り受け

宗教法人としての認可を受けました。

 

1975(昭和50)年から

5か年計画で境内の整備を進め

神門、社殿などを新築しました。

 

歴史のありそうな感じですが

築50年程度のものです。

 

隋神門

神域に邪悪なものが入りくるのを防ぐ

御門の神を祀る門です。

 

隋神門を護るのは2体の随神

向かって左は『矢大臣』と呼ばれ

その名の通り弓矢を持って神域を護ります。

 

あれぇ~?

弓矢ではなく兵杖を持っています

ということは

こちらは『左大臣』?

 

普通は

向かって右には『左大臣』が安置されています。

 

何故右にいるのに『左大臣』?

隋神は神域を護りますので

社殿が基準となり

こちらが左になります。

 

弓矢を持っていますので

この神社ではこちらが『矢大臣』のようです。

 

なぜ左右が逆なのかは不明です。

 

門内部右側上部には

龍、虎、蛇の彫刻が施されています。

 

向かいの左側上部には

犬、兎、鶏の彫刻。

 

左右で十二支の半分になりますが

残りはどこかにいるのでしょうか?

 

稲荷神社ですが

境内を見渡しても

神狐の像が見えません。

 

その替りでしょうか

隋神門内部の左右に

対の狐の彫刻と稲穂があります。

 

こちらが

境内から見た隋神門

なかなか立派な造りです。

 

境内に入り右手奥に

不思議な石像が見えます。

 

近付いて見ると七福神です

ここ1箇所で七福神巡りが

できるということでしょうか?

 

本堂も1970年代の造営

破風の下に色鮮やかなものが見えます。

 

よく見ると

弁才天、恵比寿天、大黒天

中央の変額に何か書かれています。

 

ズームで撮影しよとしましたところ

突然スピーカーから大音響で

『写真は撮らないでください』とのアナウンス。

 

境内には誰もいないのに

何故私が撮影しているが分かったのでしょう?

 

周囲を見ると

そこかしこに防犯カメラが設置され

その近くに『撮影禁止』の札が添えられています。

 

撮影禁止にするか否かは

神社サイドの御事情もあろうかと思いますので

異議を申し立てる気は毛頭ありません。

 

しかし

参詣者を防犯カメラで監視するという行為は

気分のいいことではありません。

 

寺社仏閣で

宝物などの一部を撮影不可にしている所はありますが

撮影可の処が一般的なので

参詣者もそのつもりでいます。

 

そんな状況ですので

撮影不可にするのであれば

もっと見易いところに

大きく掲示した方がよいと思います。

 

今回は気分を害しましたが

礼だけは失しないよう

賽銭を投げ参拝をして帰りました。

 

武蔵野稲荷神社

東京都練馬区栄町10-1

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都千代田区九段南です。