ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。
今日は、栃木県宇都宮市の『明治の赤煉瓦』です。
最寄駅は、JR宇都宮線、東北本線、東北新幹線、日光線、烏山線の『宇都宮』。最寄駅と言っても店から徒歩圏にはありません。
宇都宮駅東口から関東自動車の岡本駅西口行バスに乗車し、御幸ヶ原児童公園前バス停で下車します。所要時間は10分強ですが、1時間に2本程度しか運行されていません。
バス停から徒歩1分、店名の通り赤煉瓦の立派な建物です。
『牛たん&洋食』、何となく期待できそうな感じです。
レトロな雰囲気を演出していますが、老舗という訳でもなさそうです。
ビーフカツは、洋食屋にもかかわらず『牛かつ定食』のネーミングでメニューアップされています・・・嫌な予感。
悪い予感を払拭するため(?)生ビールを注文・・・税込660円。
価格が変動していることもあります。
『牛かつ定食』・・・とろろ、味噌汁、麦飯が付いて税込1848円。
悪い予感が適中。一目で駄目なのが分かります。
追い打ちをかける石板。もう何も期待できません。
見るからに筋があるような牛肉。レアですので芯が冷たいのは間違いありません。
ソースは、醤油(左)と特製(?)デミグラスソース(右)。
山葵醤油で召し上がれとのことで、山葵がこんな風に付いています、私は山葵醤油でビーフカツを頂く気は全くないのでどうでもよいのですが、こんな提供方法は考えられませんね。
この断面を見ているとどうしても食欲が湧きません。
結果は明白ですが、取り敢えず頂いてみます。
デミグラスソースで行きましょう。ほぼ100%予想が当たりました。①芯が冷たい、②筋っぽくて噛み切れない、③衣にサクサク感がない、④肉に旨味がない。そして、予想していないことが起こりました・・・デミグラスソースが不味い。
『牛かつ』の食しかたなる指南書が付いています。以前にも書いたことがありますが、この手の『牛かつ』は、プロではなくアルバイトが揚げています。芯まで熱々でレア気味のビーフカツを揚げるには、熟練の技が必要です。人件費削減のためにそのような技量を持たないアルバイトに揚げさせ、後は客に焼かせろ・・・酷いスタンスです。
私は、石板で牛かつを焼くなどということはしませんが、今回は例外です。このままでは口に出来ませんので、背に腹は代えられません。
多少は良くなりましたが、美味しくはなりませんでした・・・当たり前。瓜類以外の食べ物を残すことが嫌いなもので、残りの牛かつは焼きましたが、かなり苦しかったです。
サラダのドレッシングは、柚子ドレッシングとナッツドレッシングが用意され、注文の際にどちらにするか聞かれます。ナッツドレッシングにしました。酸味が抑えめでとても美味しかったです。
しかし、こ奴は許せません。即退場して頂きました。
味噌汁は、可もなく不可もなく。庄内麩は評価できます・・・大好きなのもので。
麦飯・・・東京の某牛かつ屋の真似ですね。
とろろ・・・これもその店の真似。
何故に牛かつに麦飯とろろなのかよく分かりませんが、これは美味です。
これまで国内外500軒近い店でビーフカツを経験して来ましたが、間違いなくワースト3に入ります。
今回はご馳走様は言いません。
栃木県宇都宮市御幸ヶ原町88-4
028-662-0860
月~金 11:00-15:00 17:30-21:00
土日祝日 11:00-16:00 17:00-22:00
年中無休
次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。The Honeycombsの『Have I The Right?』です。