スピンオフ編~栃木県宇都宮市・現存する最大級の大谷石建築『カトリック松が峰教会』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

栃木県宇都宮市の

『カトリック松が峰教会』です。

 

最寄駅は

東武宇都宮線の『東武宇都宮』。

 

駅から徒歩3分

住宅街の中に

荘厳な教会が現れます。

 

1888(明治21)年に

パリ外国宣教師会のカジャック神父が

JR宇都宮駅近くの川向町に設立した

『宇都宮天主公教会』が前身です。

 

現在の建物は

1932(昭和7)年11月の竣工で

スイス人建築家のMax Hinder氏が設計し

宮内初太郎氏が施工を担当しました。

 

ネオロマネスク建築で

日本では数少ない双塔をもった教会です。

 

美しい八角形の塔には

『アンジェラスの鐘』が取り付けられています。

 

聖堂の完成とともに取り付けられた

初代の『アンジェラスの鐘』は

ヨーロッパ製のものでしたが

太平洋戦争が激化した1943(昭和18)年に

『金属類回収令』により国に供出させられました。

 

現在のものは日本製で

1982(昭和57)年に設置され

日曜日、クリスマス、元日などに

鳴らされています。

 

外壁には宇都宮特産の大谷石が使われ

大谷石建築としては現存最大級で

1998(平成10)年に

国の有形文化財に登録されています。

 

1945(昭和20)年

アメリカ軍の空襲で罹災しましたが

1947(昭和22)年に

復元工事が完了しました。

 

8:00~20:00に

聖堂2階を見学することが可能です。

 

水、金、土、日のミサに参加できますが

この時間帯の見学はできません。

 

2階へは

正面左右の石段を上ります。

 

宗教には全く無縁の私ですが

このような雰囲気の中に入ると

気が引き締まる思いです。

 

柱にも大谷石が用いられ

柱頭には素晴らしい紋様が施されています。

 

祭壇の後には

立派なパイプオルガンが見えます。

 

パイプオルガンはバロック式で

1978(昭和53)年4月に奉献されました。

 

ドイツのオルガン制作者Winfried Albiez氏が設計し

神奈川県の須藤オルガン工房の須藤宏氏と

スイス人のEddy Ottes氏が組み立てました。

 

祭壇の左側には聖母マリア像。

 

右側にはキリスト像。

 

大谷石の壁には

イコンが何枚か埋められています。

 

シャンデリアが素晴らしいです。

 

ステインドグラスのペンダントライト

シンプルですがとても味わいがあります。

 

入口上部に取り付けられたステインドグラス

これも素晴らしいの一言です。

 

築後100年弱の建物ですが

ふんだんに使われた

大谷石の素晴らしさに圧倒されました。

 

カトリック松が峰教会

栃木県宇都宮市松が峰1-1-5

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。Sarah McLachlanの『Building A Mystery』です。