スピンオフ編~東京都足立区千住橋戸町・隅田川の畔に建つ古社『橋戸稲荷神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

東京都足立区千住橋戸町の

『橋戸稲荷神社』です。

 

最寄駅は

京成電鉄の『千住大橋』。

 

駅から徒歩3分

隅田川の畔に建つ古社

木製の素木鳥居が印象的です。

 

創建年代は不祥ですが

926(延長4)年とも

1490(延徳2)年とも言われています

・・・500年も差があるのはミステリーですね。

 

鳥居の後には

『明治十七年十一月吉日』と書かれた

門柱のようなものがあります

・・・多分、鳥居の建立年だと思います。

 

境内に入るとすぐ左側に

立派な手水舎があります。

 

社殿の前に

気になる物が見えます。

 

岩乗りの神狐で

1906(明治39)年の奉納です。

 

向かって右側の神狐

後ろ足を上げた跳ね狐です。

 

一般的に神狐や狛犬は

向かい合う形で置かれていますが

こちらの神狐の躰は

同じ方向を向いています。

 

躰は同じ方向を向いていますが

顔は対の神狐の方を振り向いています。

 

経年劣化で口が破損し

修理されていますが

なんとなく可哀そうな感じです。

 

岩の中腹には子狐がいますが

こちらも劣化が激しく

尾は無くなっています。

 

拝殿は1862(文久2)年の建立

華美さはありませんが

威厳ある雰囲気を醸し出しています。

 

扁額には社名ではなく

『神威』と彫られています。

 

拝殿の木鼻は獅子と獏です。

 

少し首を傾けたような獅子

珍しい意匠ですね。

 

拝殿の後にある本殿

不思議な趣きです。

 

神社としては珍しい

土蔵造りになっています。

 

公開はされていませんが

観音開きの扉の内側には

江戸時代から明治にかけて活躍した

左官の伊豆長八が描いた

夫婦の白虎の鏝絵があるそうです。

 

社殿の右奥に見える摂社

画像右の赤い建物は

消防器具入れのようです。

 

著しく右に傾いています。

 

社殿の左脇にも

木製の素木鳥居を持つ摂社があります。

 

摂社の近くで見つけた石造物

由緒は不明ですが

石フェチには堪らない趣きです。

 

手水鉢だったのでしょうか?

 

側面の6つの穴

意図的に穿たれたことは明白ですが

何を意味するのか分かりません

・・・非常に興味があります。

 

由緒などに関する説明がなく

詳細不明な点が多いのですが

それだけにミステリアスな神社でもあります。

 

橋戸稲荷神社

東京都足立区千住橋戸町25-1

 

次回は、本日15:00に『街角アート編』。東京都荒川区西尾久の『Kissing Fish』です。