ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私の好きな楽曲をご紹介します。
今日は、Fine Young Cannibalsの『Suspicious Minds』です。
Fine Young Cannibalsは、1984年にThe BeatのメンバーだったAndy Cox(ギター)とDavid Steele(ベース)の2人がスカバンドのThe Akrylykzでサックスを吹いていたRoland Giftをボーカリストに迎えてバーミンガムで結成したイギリスのロックバンドです。
1985年末にデビューアルバム『Fine Young Cannibals』をリリースし、全英アルバムチャートで最高11位、アメリカでも同49位にランクされます。
1989年にはセカンドアルバム『The Raw & The Cooked』を発表し、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアのアルバムチャートのトップを飾ります。同アルバムからは6曲がシングルカットされ、ファーストシングルの『She Drives Me Crazy』はイギリスのヒットチャートで最高5位、アメリカではトップに輝きます。続くセカンドシングルの『Good Thing』もアメリカでNO.1、イギリスで最高7位にランクされ、世界的な人気を不動のものとします。
しかし、1990年末にリミックスアルバム『The Raw & The Remix』をリリースした後、メンバー間の音楽的相違によりバンドとしての活動が停止し、1992年に正式に解散が発表されました。
『Suspicious Minds』は、デビューアルバムからの3枚目のシングルカットで、イギリスのヒットチャートで最高8位にランクされましたが、アメリカではダンスクラブソングチャートで同23位にランクされたものヒットチャートにはランクインしませんでした。
原曲は、アメリカ人シンガーソングライターMark Jamesによるもので、1968年に彼自身がシングル盤をリリースしましたがヒットには至りませんでした。しかし、翌1969年にElvis Presleyがカバーし世界的なヒットになりました。
こちらはElvis Presleyのバージョンで、1962年の『Good Luck Charm』以来7年ぶりに全米ヒットチャートのNO.1を獲得し、Elvisの復活と謳われました。しかし、皮肉なことにこの曲が彼の生涯における最後の全米NO.1シングルとなりました。
こちらは音源だけですが、Mark Jamesのオリジナルバージョンです。
1992年にアメリカ人C&WシンガーDwight Yoakamが同年に公開されたアメリカ映画『Honeymoon In Vegas』のサウンドトラックのためにレコーディングしたバージョンです。全米ヒットチャートにはランクインされませんでしたが、ホットカントリーソングチャートで最高35位にランクされています。
次回は、明日3月10日(日)にビーフカツ(回顧録)。東京都品川区上大崎の『バルマルシェコダマ ステーキ&ロブスター アトレ目黒店』です