MUSIC編~Warren Zevon『Werewolves Of London』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私の好きな楽曲をご紹介します。

 

今日は、Warren Zevonの『Werewolves Of Londonです。

 

 

Warren Zevon (1947.01.27-2003.09.07)は、1947年にシカゴで生まれたアメリカのシンガーソングライターです。10代から音楽活動を始め、1970年にLiverty RecordsからZevon名義でデビューアルバム『Wanted Dead Or Alive』をリリースしますが、不発に終わります。しかし、彼の才能はデビュー以前から一部の音楽関係者に注目され、アルバムに収録された『She Quits Me』は1969年に公開されたDustin Hoffman主演の映画『Midnight Cowboy』の挿入歌に選ばれています。ただし、彼自身のバージョンではなく女性シンガーソングライターのLeslie Millerが『He Quits Me』として再録音したものですが。

 

デビューアルバム発表後は、The Everly Brothersのツアーにキーボード奏者として参加し、バンドリーダーを務めていましたが、1975年にJackson Browneの呼びかけで彼のプロデュースの下にアルバムのレコーディングに取り掛かります。Jackson Browneのほか、Fleetwood MacLindsey BuckinghamStevie NicksEaglesGlenn Frey (1948.11.06-

2016.01.18)、Don HenleyThe BeachboysCarl Wilson(1946.12.21-1998.02.06)など西海岸の錚々たるミュージシャンが参加したこのアルバムは、翌1976年に『Warren Zevon』としてElktra/Asylum Recordsからリリースされました。収録曲の素晴らしさと豪華な参加メンバーで話題になりましたが、商業的な成功には至りませんでした。

 

1978年に同じくJacksone Browneのプロデュースでサードアルバム『Excitable Boy』を発表すると、全米アルバムチャートで最高8位を記録する大ヒットになります。その後コンスタントにアルバムをリリースしますが、2003年9月に肺がんため亡くなります。奇しくも死の1か月前に発売されたアルバム『The Wind』は全米アルバムチャートで最高14を記録し、久々のヒット作になりました。

 

Werewolves Of London』は、サードアルバム『Excitable Boy』からの3枚目のシングルカットで、全米ヒットチャートで最高21位にランクされ、彼の最大のヒット曲になりました。日本でも『ロンドンの狼男』の邦題で発売されましたが、ヒットにはなっていません。

 

 

こちらは音源だけですが、アメリカのロックバンドThe Flamin' Grooviesが1979年にリリースした6枚目のスタジオ録音アルバム『Jumpin' In The Night』でカバーしたバージョンです。Warren Zevonのオリジナルがピアノを中心にしたアレンジであるのに対し、The Flamin' Grooviesは12絃ギターを多用しオリジナルと違う趣きを醸し出しています。

 

次回は、明日12月26日(水)。ビーフカツに戻ります。愛知県名古屋市千種区の『グリルプランセス』です。