スピンオフ編~福岡県福岡市博多区・狛犬に焦点を当ててみました『櫛田神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

福岡県福岡市博多区の

『櫛田神社』です。

 

最寄駅は

市営地下鉄七隈線

『櫛田神社前』。

 

駅から徒歩3分

757(天平宝字元)年創建

福岡市で有数の古社です。

 

いつもは

境内の建物や石造物などについて

レポートしていますが

今回はちょっと視点を変え

狛犬だけに焦点を当ててみます。

 

まずは

正面の楼門から始めます。

 

楼門前の対の狛犬は

1974(昭和49)年に奉納されたものです。

 

こちらは向かって右側の口を開いた阿形

手足が長く頭が小さく

精悍な顔つきをしています。

 

正面から見ると更に迫力が増し

今にも飛び掛かって来るのではと

恐ろしくなります。

 

左側の口を閉じた吽形

こちらも威風堂々としています。

 

口を開いていない分

阿形よりは穏やかな気がします。

 

次は

拝殿前の中神門脇の狛犬

1944(昭和19)年の奉納です。

 

口を開けた阿形は

何となく笑っているように見え

楼門の阿形とは打って変わって

ユーモラスは感じを受けます。

 

吽形は

ちょっとむっつりとした表情

阿吽でつり合いが取れています。

 

川端通商店街側の南神門

鳥居をくぐった階段の先に

1990(明治33)年に奉納された

対の狛犬がいます。

 

こちらの狛犬は大理石で

角が生えています。

 

仏教伝来とともに

日本にもたらされて狛犬は

当時は左右ともに獅子でした。

 

平安時代に入り

左側の吽形に角を生やし

獅子ではなく狛犬とすることが

主流になりました。

 

ところが江戸時代になると

角のない狛犬が一般的になり

獅子と狛犬の違いがなくなりました。

 

南神門の狛犬は

右側の阿形にも角があります。

 

冷泉公園側の北神門には

ちょっと変わった狛犬がいます。

 

2004(平成16)年の奉納で

阿形吽形ともに御影石でできていて

色違いになっています

・・・阿形は小豆色。

 

吽形は緑色のような感じです。

 

これまでに何体も狛犬を見てきましたが

阿吽形で色が違うものは初めてです。

 

本殿裏の摂社にも

2対の狛犬が置かれています。

 

こちらは

『松木天満宮』の吽形。

 

通常、吽形は向かって左側ですが

こちらは右側に置かれています

・・・理由は不明です。

 

そして左側に阿形。

 

阿吽ともに

首周りの意匠が印象的です。

 

こちらは『諏訪神社』の狛犬。

 

セオリー通り

向かって右に阿形がいます。

 

よく見ると

口の中に珠を含んでいます。

 

前脚で珠を押さえる

玉取りの狛犬はよく見ますが

口の中に含んでいるものは珍しいですね。

 

吽形は

右前脚で何かを押さえていますが

何なのか分かりません

・・・このようない意匠の狛犬は

今まで見たことがありません。

 

櫛田神社には

ご紹介した6対の他に

拝殿入口脇と楼門の中にも

それぞれ1対ずつ置かれていますが

今回は人出が多く撮影できませんでした。

 

そのお詫びと言っては何ですが

おまけとして別のものをご紹介します。

 

拝殿前にある霊泉鶴の井戸。

 

鶴が3羽置かれていますが

その内の1羽が

リアルに小魚を咥えています。

 

上手く接写できませんでしたが

この小魚の表情が面白いのです。

 

博多に行かれた際には

是非お確かめください。

 

博多祇園山笠の法被を着た小便小僧

子どもも大人も博多っ子は

山笠に血が騒ぐのでしょうね。

 

今日は(・・・今日も?)

まとまりのない記事になってしまいましたが

最後までご覧頂き有難うございました。

 

櫛田神社

福岡県福岡市博多区上川端町1-41

 

次回は、本日15:00に街角アート編。東京都台東区上野の『アリ・アリング』です