スピンオフ編~福岡県福岡市城南区・黒田藩別荘を蘇らせた池泉回遊式庭園『友泉亭公園』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

福岡県福岡市城南区の

『友泉亭』です。

 

最寄駅は市営地下鉄七隈線

『六本松』。

 

『六本松』駅からは徒歩30分掛かりますので

駅前から西鉄バス12番が便利です

~『友泉亭』バス停まで所用時間約10分。

 

バス停から徒歩5分

『友泉亭公園』入口に至ります。

 

『友泉亭公園』は

筑前黒田家六代藩主黒田継高が

1754(宝暦4)年に

別荘として設けた『友泉亭』を

福岡市が購入し

池泉回遊式日本庭園として整備したものです。

 

園内には

当時の建物は残っていませんが

古い置石や燈籠など

素晴らしい石造物が随所に見られます。

 

こちらは

園内に入って直ぐの処に置かれた

ちょっと変わった形の燈籠

作られた年代などは不祥です。

 

比較的オーソドックスな形ですが

全く装飾が施されていない

シンプルさに惹かれます。

 

笠の部分が三重になった燈籠

竿の部分がないので

雪見燈籠なのかも・・・。

 

球を四半分にしたような置石

球状部分が見事に苔むし

平面部分の苔が薄い処が

何とも印象的です。

 

私の個人的な意見ですが

この石を意図的に置いたことに

並外れた感性を感じます。

 

苔と一体化した置石

そこはかとない侘び寂びが

感じられます。

 

石造物に見とれていると

せせらぎが現れました。

 

小さいながらも

幽山渓谷を表した作庭。

 

滝つぼ近くには

たくさんの鯉が泳いでいます。

 

せせらぎの先には

池とそれを望む『友泉亭』が見えます。

 

池を回遊した後で

『友泉亭』に入ることにします。

 

池の畔に立つ

串団子のような石造物

何なのでしょう?

 

珪化木のような切り株

化石になるような年月は経過していませんので

何処かから持ってきたのでしょうか?

 

水辺にせり出したこの石は

黒田家より寄贈を受け

東京の黒田家中屋敷から移設したものです。

 

神奈川県小田原市で産出された

『根府川石』と呼ばれる輝石安山岩で

現在ではほとんど算出されない名石です。

 

池の中に配置された石

なんか潜水艦みたいですね。

 

イルカのように見えませんか?

 

さて

池を一周しましたので

『友泉亭』にお邪魔します。

 

昭和初期に建てられた建物で

大広間、茶室などで構成されています。

 

17.5畳あるメインの大広間は

書院造りになっています。

 

大広間からは池が一望できます。

 

大広間から張り出した月見台

月や花を愛でながら

優雅に酒を酌み交わしたのでしょうね

・・・羨ましい!

 

黒田藩の別荘だった頃は

現在の10倍ほどの敷地があったそうです。

 

しかし

10分の1になったとは言え

見応えのある庭園です。

 

まだまだご紹介したい

石造物なども多々ありますが

切りがありませんので

この辺で終わりにしておきます。

 

友泉亭

福岡県福岡市城南区友泉亭1-46

092-711-0415

9:00-17:00

月曜日休園

入園料 大人200円

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。Thirteen Sensesの『Thru The Glass』です。