スピンオフ編~福岡県福岡市博多区・市の中心部にありながら時が止まってしまったような空間『楽水園』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

福岡県福岡市博多区の

『楽水園』です。

 

最寄駅は

JR各線、市営地下鉄空港線/七隈線の『博多』。


駅から徒歩10分強

オフィスやホテルが建ち並ぶ地域に

緑が溢れる一角があります。

 

博多塀に導かれた門

ここが『楽水園』の入口になります。


京都にいるのではと

錯覚してしまうアプローチ。

 

博多の発展貢献した商人・下澤善右衛門親正が

1906(明治39)年に造営した

住吉別荘の跡地です。

 

1915(大正4)年

正親は別荘内に茶室を営み

自らの雅号『楽水』に因み

『楽水庵』と称しました。

 

第二次世界大戦後は

旅館『楽水荘』として使用され後

福岡市に譲渡されました。

 

市は日本庭園として整備

1995(平成7)年に開園し

『楽水庵』に因み『楽水園』と命名しました。

 

別荘だった建物には

4つの茶室が備わっています。

 

一番奥の『楽水庵』は

親正の茶室を復元したものです。

 

茶会に貸し出されていない時には

内部を見学することもできます。

 

建物の前には

池泉回遊式の日本庭園が広がっています。

 

規模は大きくありませんが

周辺の都会の喧騒が嘘のような

静かな空間を楽しむことができます。

 

一見無造作に積み上げられた

大きな石の数々ですが・・・。

 

その裏には滝と渓流があり

幽谷を模しています。

 

回遊式庭園とは別に

茶室の前には茶庭が造園されています。

 

茶庭に設けられた水琴窟

耳を澄ますと地中から

かすかな音色が響きます。

 

茶庭の門の内外に置かれた『関守石』

『止石』とも呼ばれ

立入禁止を意味しています。

 

『楽水庵』の蹲

シンプルですが趣があります。

 

同じく『楽水庵』の近くにあったもの

水鉢のように思えるのですが

詳細は分かりません。

 

『楽水園』で印象的だったのは

園内各所に置かれた

燈籠や多重塔などの石造物です。

 

親正の別荘時代のものなのか

市が整備した時に設置したものなのか

詳しいことは不明ですが

様々な形状に魅了されました。

 

画像のみをご紹介いたしますので

お楽しみ頂ければ幸いです。

 

石造物は以上です。

 

九州最大の都市

福岡の中心にありながら

時が止まってしまったような空間

旅の疲れを癒すことができました。

 

楽水園

福岡県福岡市博多区住吉2-10-7

092-262-6665

9:00-17:00

火曜日及び年末年始休園

※火曜日が祝日の場合は開園し翌水曜日休園

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。England Dan & John Ford Coleyの『I'd Really Love To See You Tonight』です