ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。
今日は、長崎県長崎市の『ツル茶ん』です。
最寄駅は、路面電車長崎電気軌道の『思案橋』電停。
電停から徒歩1分。1925(大正14)年創業の九州最古の喫茶店です。
店内はこれぞ昭和の喫茶店、100年の歴史の重みを感じます。
こちらの人気メニューは、トルコライスとミルクセーキ。トルコライス発祥の店と一時期報道されていましたが、お店側として元祖ではないとしています。トルコライスの定義は、とんかつ、ピラフ、スパゲティが一皿に盛られていることと聞いたことがありますが、こちらでは10種類ものトルコライスがあります。
余談ですが、トルコライス発祥の地とも言われる長崎市は、2010(平成22)年に『トルコライスの日』を制定しましたが、イスラム教徒が主流のトルコでは豚肉が禁忌の食べ物とされているにもかかわらず、とんかつが盛られている料理にトルコを冠するのは適切でないと駐日トルコ大使館から抗議を受けました。市は、これを踏まえ2013(平成25)年に『トルコライスの日』を廃止しましたが、トルコライス自体は一般化しており継続して使われています。
閑話休題
私が目指して来たのは『Ryomaトルコ』。ビフカツ、ピラフ、和風海鮮スパゲティが一皿に盛られています。何故坂本龍馬なのかは不明ですが、固いことは抜きにしましょう。
こちらが『Ryomaトルコ』。単品で税込1780円。ビフカツがのってこのボリューム・・・安いですね。
価格が変動していることもあります。
ビーフカツは120g程度。揚げ具合も良さそうです。
部位は分かりませんが、脂身のないところがミディアムに揚げられています。個人的にはもう少しレア気味の方が好みなのですが、まあ良しとしましょう。
特製『竜馬ソース』・・・デミグラスソースとトマトソースのハイブリッドな感じで、甘さ控えめで美味。もう少し量が欲しいです。
それでは頂きます。衣サクサク、肉はジューシーで柔らかくとても美味です。ちょっとスパイシーな竜馬ソースがいい役割を演じています。
スパゲティは和風出汁で醤油味。海老、ゲソ、あさり、玉葱などがごろごろ入っています。
アルデンテではありませんが、程よい硬さの茹で上がり・・・実は、私はアルデンテが好きではありません。和風の味付けも秀逸です。量もたっぷり一人前あり食べ応えがあります。
またまた余談ですが、昔ミラノから来た友人のリクエストで東京でもそこそこ有名なイタリア料理店に連れて行ったことがあります。そこで出てきたスパゲティはアルデンテ。そこで友人がひとこと『なんだこの硬いスパゲティは!茹でるのに手を抜いているのか?』。
ちょっと分かり憎いのですが、ピラフも一人前あります。従って、スパゲティとピラフで計2人前になります。ピラフは、味は悪くはありませんがちょっと薄味です。
でも、スパイシーな竜馬ソースが掛かったビフカツと一緒に頂くと丁度良い塩梅になります。
『Ryomaトルコ』のネーミングには違和感も感じましたが、ビフカツ、スパゲティ、ピラフを一緒に頂くことができ大変満足行くディナーでした。でもお腹いっぱいです。
ご馳走様でした。
長崎県長崎市油屋町2-47
095-824-2679
10:00-21:00
年中無休
次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。Tommy Conwell & The Young Rumblers の『If We Never Meet Again』です。