スピンオフ編~東京都墨田区押上・東京スカイツリーに一番近い神社『天祖神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

東京都墨田区押上の

『天祖神社』です。

 

最寄駅は

東武スカイツリーライン、京成押上線

東京メトロ半蔵門線の『押上』。

 

駅から徒歩3分

創建時期は不明ですが

南北朝時代の延元年間(1336-1340)年には

既に存在していたと伝えられていますので

700年近い歴史がある古社です。

 

信仰とはあまり関係ありませんが

こちらは東京スカイツリーに一番近い神社です。

 

現在地よりやや東に鎮座していましたが

1923(大正12)年に

関東大震災で社殿を焼失し

1928(昭和3)年の区画整理により替地され

現在地に遷座しました。

 

1945(昭和20)年の空襲により

社殿は再度焼失し

1952(昭和27)年に再建されました。

 

社殿を護るのは対の狛犬

1957(昭和32)年の奉納で

左右共に岩乗りになっています。

 

社殿に向かって左には

口を閉じた吽形

なかなか凛々しい姿です。

 

向かって右には

口を開けた阿形

『東京ソラマチ』をバックにしています。

 

狛犬も素晴らしいのですが

それ以上に印象的なのが

並んで建つ石燈籠です。

 

1995(平成7)年の奉納

古いものではありませんが

趣きのある彫刻が施されています。

 

火袋には獅子

狛犬の補佐をしているようにも見えます。

 

六角形の中台には

十二支が一面に二つずつ。

 

反花には

龍が巻き付いています。

 

この神社で今ひとつ変わっているのは

手水舎の位置です。

 

一般的には

一の鳥居の近くに設けられ

境内に足を踏み入れるとすぐに

手や口を清めるようになっていますが

こちらでは社殿の脇にあります。

 

社殿と手水舎を挟むように鎮座しているのは

摂社の『三峰神社』です。

 

秩父の『三峰神社』を信奉する『三峰講』が

江戸時代に関東で広く流行し

かつては当地にも『押上三峰講』があり

この摂社を勧進したものと考えられています。

 

東京スカイツリーができるまでは

地元の鎮守でしたが

昨今では世界最大のTV塔を控える

隠れたパワースポットとして

注目を浴びています。

 

天祖神社

東京都墨田区業平2-13-13

 

次回は、本日15:00に『街角アート編』。兵庫県神戸市中央区の『長い午後』です