MUSIC編~Poi Dog Pondering『Everybody's Trying』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私の好きな楽曲をご紹介します。

 

今日は、Poi Dog Ponderingの『Everybody's Tryingです。

 

 

Poi Dog Ponderingは、1984年にFrank Orallがハワイで結成したアメリカのバンドで、当初はソロプロジェクトでした。1985年、ホノルルで開催するコンサートのためFrank Orallはメンバーを集め実態のあるバンドとしました。様々な楽器を活用し、ジャンルに捉われない音楽性で一部の熱狂的なファンを獲得します。

 

ハワイ時代に4曲入りのカセットを何本かリリースした後、1987年にグループは活動拠点をテキサス州オースティンに移します。この時期に女性バイオリニストのSusan Voelzが加入し、1989年に初めてのフルアルバム『Poi Dog Pondereing』をリリースします。音楽性に高さから評論家などからは高評価を受けたものの、一般受けはせずセールスは芳しくありませんでした。

 

1993年には拠点をシカゴに移し、現在も音楽活動を続けています。これまでに10枚のスタジオ録音アルバムと3枚のライブアルバムを発表していますが、いずれも商業的な成功には至っていません。

 

Everybody's Trying』は、1990年にリリースされたセカンドアルバム『Wishing Like A Mountain And Thinking Like The Sea』からのシングルカットです。ヒットはしていませんが、Susan VoelzのバイオリンがFrank Orallの淡々としたボーカルに絡む素晴らしい曲です。

 

因みにバンド名にある『Poi Dog』はハワイ原産の犬で、19世紀に外来種との交配が進み純血種は絶滅してしまいました。1990年代にホノルル動物園が再生プロジェクトを立ち上げましたが10年で挫折し、以降は民間事業に託されました。また、Poiは、タロイモから作るポリネシアの主食で、肥育の際に餌として与えいたことからPoi dogと呼ばれるようになりました。

 

Pondering』は、『熟考する』という意味をもつ動詞ponderの現在分詞形で『Poi Dog Pondering』を直訳すれば『ポイドッグ熟考』になりますが、意味不明です。前述の再生事業において違う品種をPoi Dogとして販売する詐欺事件が頻発したことから『ポイドッグを買う時はよく考えて』くらいの意味合いかもしれませんね。

 

次回は、明日3月1日(水)にビーフカツ(回顧録)。東京都葛飾区堀切菖蒲園の『グランディール』です。