スピンオフ編~東京都墨田区向島・何処にいるのか分からなくなる空間『カド』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介スピンオフ編。通常はこのシリーズでは食べ物を扱いませんが、今日は食べ物も登場する変則バージョンです。

 

今回は

東京都墨田区向島の

ちょっと変わった喫茶店『カド』です。

 

最寄駅は

東武スカイツリーライン

『とうきょうスカイツリー』。

 

駅から徒歩10分強

料亭街の一角に古い一軒家があります。

 

創業1958(昭和33)年の

かなりユニークな喫茶店

こちらが今日ご紹介する『カド』です。

 

本来の私の記事でこの流れであれば

ここから食べ物の話になるのですが

今回はちょっと違います。

 

寒い冬の日に店に入ると

古びたケトルがのった

これまた年代物の石油ストーブが

暖かく出迎えてくれます。

 

店内を見渡すと

自分がどこにいるのか

一瞬分からなくなります。

 

パリ・モンマルトルのカフェ?

確か向島を歩いていた筈。

 

天井を見上げると

美しい婦人の絵が。

 

こちらにも・・・。

 

美術音痴なので

どなたの絵かは全くわかりません。

 

バドミントンのシャトルコックを

肩に持っているのが気になります。

 

まだまだあります。

 

カウンタ―の壁にも

数枚の絵が飾られています。

 

頭の中が混乱して来ましたので

マスターにお話しをお伺いしました。

 

こちらのお店は

65年前にマスターのお父上が開店し

作家志賀直哉の実弟で建築家だった志賀直三が

留学していたロンドンをイメージして

デザインしたものとのことです。

 

こちらのレリーフは

創業当時からのもので

志賀直三のデザインによるものです。

 

絵画はお父上が趣味で収集されたもので

多数所蔵されているとのことです。

 

所蔵絵画の中からマスターが何点かを選び

1年に1回展示を入れ換えているとのことです。

 

今年は創業65周年

世の中が明るくなるようにと

明るい作品を選ばれたそうです。

 

絵だけでなく

店内の照明にも素晴らしいものがあります。

 

カウンタ―上の

ガス灯をイメージさせる素晴らしい照明

これらもお父上のコレクションだそうです。

 

そして今一つ凄いのは

アンティークな器具の数々。

 

シンガーのミシン

実際にマスターがご使用されているようです。

 

テーブルは

マスターご自身の作品です。

 

・・・でっ、喫茶店とのことだけれど

あんた何も頂かずに帰って来たの?

 

そんな声が聞こえてきましたが

ご安心ください。

 

こちらの店は

生ジュースとサンドウィッチが

美味しくて評判なのです。

 

オムレツサンド税込550円

活性生ジュース同650円。

 

価格が変動していることもあります。

 

マスター自ら毎日焼かれている

くるみブルーベリーパン。

 

全粒粉に

くるみとドライブルーベリーを練り込み

ひまわりとカボチャの種をのせて

焼かれています。

 

ドライブルーベリーが練り込まれていますが

さほど甘さを感じないことから

オムレツやメンチカツなど

おかず系のフィリングにもよく合います。

 

もちろんオムレツもお手製

注文の都度チーズ入りで焼かれています。

 

軽くトーストしたくるみブルーベリーパンは

クラストがカリカリ、クラムはもちもち

ほのかにくるみとブルーベリーが香り

一流ベイカリー顔負けの美味しさです。

 

素晴らしいのは

フィリングの野菜がレタスとトマトだけで

胡瓜が入っていないことです

・・・個人的な嗜好に基づく感想です。

 

くるみブルーベリーパンの他に

何種類かのパンがあり持ち帰りもできますが

サンドウィッチはテイクアウトNGです。

 

活性生ジュース

蜂蜜、アロエ、セロリ、パセリ、クリーンアスパラ

レモン、リンゴをシェイクしたもの。

 

セロリ好きの私は

とっても美味しく頂きましたが

セロリNGの方には無理かも。

 

フレンドリーなマスター

素晴らしいインテリア

美味しいパンと生ジュース

時の流れを忘れてしまう空間です。

 

カド

東京都墨田区向島2-9-9

03-3622-8247

11:00-20:30

月曜日休み

※月曜日が祝日の場合は

11:00から営業し日暮れまでの営業

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、滋賀県彦根市です。