スピンオフ編~大阪府大阪市天王寺区・住友家が造園した林間回遊式庭園『慶澤園』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は、大阪府大阪市天王寺区の『慶澤園』です。

 

最寄駅は

JR大阪環状線/関西本線・阪和線

大阪メトロ御堂筋線/谷町線

『天王寺』。

 

阪堺電軌『天王寺駅前』電停

近鉄『大阪阿部野橋』駅も徒歩圏にあります。

 

駅から徒歩5分

天王寺公園内にある庭園です。

 

江戸時代からの大阪の豪商

住友家の第15代吉左衛門が

茶臼山本邸の庭園として

1908(明治41)年に造園を開始し

10年後の1918(大正7)年に完成しました。

 

大小の島が浮かぶ池の周囲の

林間を回遊し鑑賞する

大名庭園風の林間回遊式庭園です。

 

完成から3年後の1921(大正10)年に

住友家が大阪市に寄付を打診し

住友家本邸が神戸に移転した1925(大正14)年に

隣接する旧本邸敷地(現『大阪市立美術館』)

茶臼山とともに市に寄贈されました。

 

完成からわずか5年で寄贈するなんて

さすが大財閥、太っ腹ですね。

 

現在は、『大阪市立美術館』とともに

天王寺公園の中に組み込まれ一般公開されています。

 

南門から入り反時計回りに進むと四阿があります。

 

四阿の中にはベンチが置かれ

庭園の全貌を鑑賞できる

絶好のポイントになっています。

 

こちらが四阿から望む庭園。

 

休憩がてら暫く眺めていましたが

中央に佇む鳥が微動だにしません。

 

望遠レンズで撮影し確認したところ

どうも作り物のようです。

 

四阿の先には

池に浮かぶ小さな島へ続く

切石橋があります。

 

何の変哲もない切石に見えますが

よく見るとなかなか味があります。

 

池の東側には州浜がありますが

立ち入ることはできません。

 

州浜の近くに配された奇岩

何に見えますか?

 

『龍頭石』と命名され

その名の通り龍の頭を象ったものです。

 

『龍頭石』に隣にあるのは『龍尾石』

『龍頭石』は確かに龍の頭に見えますが

こちらはちょっと厳しいようにも思えます。

 

『龍頭石』から

少し進んだところにあるのは『舟形石』

・・・これは小舟に見えますね。

 

『舟形石』の先には磯渡があり

自由に歩くことができます。

 

磯渡の奥には

深山幽谷が再現されています。

 

高さはありませんが

素晴らしい滝から水が落ちています。

 

先ほどの『舟形石』の対岸に州浜があり

平坦な石が置かれています。

 

『舟形石』と対をなす『舟着石』で

この二つの石により

池を巡る舟の旅を想像するよう

設計されているとのことです。

 

庭園の南側には『あべのハルカス』が聳え

新旧和洋が不思議な調和を生み出しています。

 

『慶澤園』には

全国から集められた名石が

そこかしこに何気なく置かれ

素晴らしい光景を織りなしています。

 

これらの石については

近々改めてブログアップします。

 

慶澤園

大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1

天王寺公園内

9:30-17:00

月曜日及び年末年始(12.29-1.01)休園

入園料 大人150円

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都内某所です。