スピンオフ編~埼玉県春日部市・地下道に描かれた海底王国『AQUARIUM FUJIMI-CHO』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

埼玉県春日部市の

『AQUARIUM FUJIMI-CHO』です。

 

最寄駅は

東武スカイツリーライン/アーバンパークラインの

『春日部』。

 

駅には東口と西口を結ぶ自由通路がなく

東に100mほどのところに地下道があり

色鮮やかな入口になっています。

 

上部を見ると

『AQUARIUM FUJIMI-CHO』

和訳すれば『富士見町水族館』

地下に水族館があるのでしょうか?

 

好奇心だけは人一倍強いので

入ってみることにしました。

 

階段の上部にはアシカや

イルカが描かれています。

 

50mほどの短い通路ですが

天井や壁一面に海の中の絵が描かれています。

 

気になったのでネットで調べましたところ

この地下道は30年ほど前まで

落書きの名所(謎所?)で痴漢も出没し

駅近くの地下道にもかかわらず

夜は殆ど利用者がいなかったそうです。

 

春日部市は

この地下道の暗い、汚い、怖いという

イメージを払拭するため

地元のデザイン会社と協力し

地下道の改修に取り掛かりました。

 

沿線に水族館が無かったこと

埼玉県が海無し県であることなどから

地下道を海底に見立て

壁や天井に魚や動物を描き

水族館風にする企画がまとまりました。

 

コンセプトは

一夜の内に大西洋に忽然と消えた

伝説上の広大な島『アトランティス』

宮殿や財宝がアールヌーボー風に描かれ

かなりシュールな空間を生み出しています。

 

描かれた魚や海中生物は

クジラやイルカ、マナティなど75種類。

 

海中生物だけではなく

妖精やピエロのようなものも描かれています。

 

だまし絵が6か所あるとのこと

一つはこの階段で左右に動くそうですが

私には全くわかりません。

 

そのほかには

・ナポレオンフィッシュの目がついてくる

・まっすぐに進んでいた魚群がUターンしていく

・伏せていたイルカが仰向けになる

・宮殿の柱の破片が長くなったり短くなったりする

・カレイが人が動く方向に向いてくる

・・・だそうですが一つも分からなかった

自分が情けなかったです。

 

改修の目的は達成されたようで

落書きは全くなくなり

夜間にも利用者が多くなったそうです。

 

芸術的な評価には賛否あるかもしれませんが

私はシュールで面白いなと思いました。

 

次回は、本日15:00に『街角アート編』。東京都千代田区有楽町の『意心帰』です。