スピンオフ編~東京都新宿区新宿・太宰府天満宮の方角を向いていることが社名の由来『西向天神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は、東京都新宿区新宿の『西向天神社』です。

 

最寄駅は

都営地下鉄大江戸線、東京メトロ副都心線

『東新宿』。

 

駅から徒歩5分

高層ビル群の陰に隠れた

昔ながらの新宿の住宅街に潜む古社です。

 

華厳宗の僧侶・栂尾明恵上人が

1228(安貞2)年に創建したと伝えれています。

 

古くは『大窪天満宮』と称されていましたが

菅原道真公ゆかりの『大宰府天満宮』や

『北野天満宮』の方角に向けて

社殿が西向きに作られていることから

いつの頃からか『西向天神』と呼ばれるようになりました。

 

1901(明治34)年

菅原道真公一千年祭に際して

『西向天神社』が正式社号とされました。

 

一の鳥居をくぐると

本殿へと続く階段があり

対の狛犬に護られています。

 

右側には口を開けた子取りの阿形

『弘化三年』(1846年)の銘が刻まれています。

 

左側には口を閉じた玉取り吽形。

 

階段を上り切ると二の鳥居があります

一の鳥居が靖国鳥居であるのに対し

二の鳥居は明神鳥居になっています。

 

二の鳥居の左脇には手水舎があります。

 

手水は流れていますが

何故か水盤の外に注がれています。

 

社殿前にも対の狛犬が。

 

右側には阿形

あご髭を蓄えたような意匠になっています。

 

台座には

『宝暦十二年』(1758年)と刻まれていますので

260年以上前に奉納されたもので

かなり経年劣化が進んでいます。

 

左側には吽形

こちらは阿形ほどの劣化は見られません。

 

西向きの拝殿は

第二次世界大戦中の空襲で焼失し

現在のものは戦後に再建されたものです。

 

社殿前の天水桶は

1912(明治45)年に奉納されたものです。

 

神楽殿は戦禍を免れたものとのことです。

 

社殿や神楽殿のある部分より高くなった部分には

児童公園が併設されるとともに

数多くの石碑が建立されています。

 

宇多田ヒカルの母で

歌手だった藤圭子のデビュー曲

『新宿の女』の歌碑もあるそうですが

演歌は得意ではないのでスルーしました。

 

高台の一角には富士塚があります。

 

1842(天保13)年に築造され

その後に撤去されましたが

1925(大正14)年に現在のものが再建されました。

 

まるで置き去りにされたような燈籠

よく見ると不思議な形をしています。

 

蓮弁はあるのですが

基礎部分が無い寸足らずな燈籠

破損してしまったのでしょうか?

 

裏参道に目を向けると

こちらにも同じような燈籠が見えます。

 

やはり基礎部分がありません

意図的にこのようなデザインにしたのかも

・・・私は初めて見ました。

 

帰りは神社脇の生活道を歩きましたが

かなりの高低差があるのがよく分かりました。

 

車止めに鎮座する3匹の子犬

幼児の飛び出し防止に

絶大な効果がありそうです。

 

東都七天神の一社でもある由緒ある神社ですが

参拝者は意外と少なく

ゆっくりと拝観することができました。

 

西向天神社

東京都新宿区新宿6-21-1

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。今回は、Starcrawlerの『Runaway』です。