MUSIC編~Patti Smith『Because The Night』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私のブログでは趣味である食と旅について書いてきましたが、もう一つの趣味である音楽については、食と旅以上にマニアックなので封印してきました。しかし、昨年、一昨年とコロナ禍の影響もあり自身の考え方が大きく変化し、私の好きな楽曲をご紹介しようと思い始め、このシリーズをスタートしました。

 

今日は、Patti Smithの『Because The Night』です。

 

 

Patti Smithは、1946年生まれのアメリカのミュージシャンで、詩人、画家、作家としても高い評価を受けています。1960年代後半から1970年代初頭は、ニューヨークで演劇や詩の朗読などを行っていましたが、1973年頃から音楽活動も始め、1974年にはLenny Kaye(ギター)、Jay Dee Daugherty(ドラムス)、Ivan Kral(ベース)、Richard Sohl(ピアノ)とともにThe Patti Smith Groupを結成します。1975年にはデビューアルバム『Horses』をリリースし、全米アルバムチャートで最高位47位を記録します。商業的には大きな成功とは言えませんが、その音楽性は高く評価されました。この頃Patti Smithは『パンクの女王』と称され、パンクミュージックにカテゴライズされていましたが、私はいわゆるパンクロックとは一線を画す存在だったと考えています。そしてアルバムともに話題となったのは、彼女のモノクロ写真が使われたジャケット。彼女と一時期一緒に暮らしていた新進の写真家Robert Mapplethorpeによるもので、彼がメジャーになるきっかけになった作品とも言われています。

 

Because The Night』は、3枚目のスタジオ録音アルバム『Easter』からのシングルカットで、全米ヒットチャートで最高位13位、全英ヒットチャートで同5位まで上る彼女の最大のヒット曲になりました。この曲は、Bruce Springsteenが1976年に原型を作り始めたものの、歌詞はサビの部分を除き未完成になっていました。この曲のデモテープを聴いたPatti Smithは、『Easter』の収録曲にすることとし、残りの歌詞を書き上げました。このMVは、1978年にイギリスのTVショー『Old Grey Whistle Test』に出演した時の模様です。

 

こちらは、Bruce Springsteenが1978年にテキサス州ヒューストンで行ったライブの模様です。イントロが2分半近く続きなかなか本編に入りません。タイムライン6:00辺りから始まるBruce自身によるギターソロが限りなくかっこいいです。

 

こちらは、2009年にニューヨークのマディスン・スクェア・ガーデンで行われた『The 25th Anniversary Rock And Roll Hall Of Fame Concert』でのU2のステージ。Bruce SpringsteenPatti Smithが参加しています・・・と言うよりもU2はバックバンドに徹しています。

 

こちらは、アメリカのオルタナティブ・ロックバンド10,000 Maniacsによるカバーバージョン。1993年にTV番組『MTV Unplugged』に出演した時の模様で、同年にリリースされたアルバム『Unplugged』に収録され、シングルカットされました。10,000 Maniacsにとって初めての全米トップ40シングルとなり、Patti Smithのオリジナルバージョンの13位を超える11位を記録しました。でもなんかちょっと違うなと感じるのは、私だけでしょうか・・・?

 

次回は、明日9月4日(日)にビーフカツ(回顧録)。京都府京都市下京区の『吉長亭』です。