MUSIC編~Warren Zevon『Mohammed's Radio』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私のブログでは趣味である食と旅について書いてきましたが、もう一つの趣味である音楽については、食と旅以上にマニアックなので封印してきました。しかし、昨年、一昨年とコロナ禍の影響もあり自身の考え方が大きく変化し、私の好きな楽曲をご紹介しようと思い始め、このシリーズをスタートしました。

 

今日は、Warren Zevonの『Mohammed's Radio』です。

 

Warren Zevonは、アメリカのシンガーソングライターで、1947年にロシア系ユダヤ人の移民の子としてシカゴで生まれました。

 

1969年にアルバム『Wanted Dead Or Alive』でデビューし、収録曲の『She Quit Me』はDustin Hoffmanが主演した映画『Midnight Cowboy』で使用されましたが、彼のアルバム自体は全くヒットしませんでした。その後はThe Everly Brothersのツアーにキーボード奏者として参加していました。

 

1976年に入り、旧友Jackson Browneのプロデュースのもとにアルバム『Warren Zevon』で再デビューします。このアルバムのレコーディングには、Jackson Browneを始め、EaglesGrenn FreyDon HenleyFleetwood MacStevie NicksLindsey Buckinghamなど西海岸の錚々たるミュージシャンが参加し、評論家からも高い評価を受けましたが、全米アルバムチャートで最高位189位を記録したに留まり、商業的な成功は果たせませんでした。

 

1978年には3枚目アルバム『Excitable Boy』をリリースし、全米アルバムチャートで最高位8位を記録しました。シングルカットされた『Warewolves Of London』は全米ヒットチャートで最高位21位を記録し、彼のキャリアの中で唯一のトップ40入りした曲になりました。その後、9枚のスタジオ録音アルバムと2枚のライブアルバムをリリースしますが、大きなヒットには至っていません。彼の独特の作風はJackson Browneを始めBruce SpringsteenNeil Youngなど多くのアーティストに影響を与え、ミュージシャン仲間から信頼され、慕われていましたが、2003年9月、長い闘病の末に肺癌で亡くなりました。享年56歳。

 

Mohammed's Radio』は、再デビューアルバム『Warren Zevon』に収録された曲ですが、シングルカットはされていません。このMVは、1976年12月に放映されたイギリスのTV番組『The Old Grey Whistle Test』でのライブの模様でJackson Browneがデュエットしています。

 

 

こちらのMVは、オリジナル音源に彼の画像をコラージュしたものです。オリジナル音源でのバックボーカルは、Jackson Browneではなく、Fleetwood MacStevie NicksLindsey Buckinghamです。

 

 

こちらはLinda Ronstadtのカバーバージョン。彼女は、この曲の他にも『Hasten down The Wind』、『Poor Poor Pittiful Me』などWarren Zevonの曲を好んで取り上げています。

 


次回は、明日5月25日(水)にビーフカツ(回顧録)。東京都港区六本木の『キッチンれん』です。