ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私のブログでは趣味である食と旅について書いてきましたが、もう一つの趣味である音楽については、食と旅以上にマニアックなので封印してきました。しかし、昨年、一昨年とコロナ禍の影響もあり自身の考え方が大きく変化し、たまに私の好きな楽曲をご紹介しようと思い始め、このシリーズを始めました。
今日は、The Boomtown Ratsの『Rat Trap』です。
The Boomtown Ratsは、 １９７５年にアイルランドのダブリンでシンガーでサックス奏者のBob Geldofを中心に結成された６人組のバンドです。アイルランドのパンク系グループの先駆けとして活躍していましたが、１９８６年に解散。２７年の長い沈黙を経た後、２０１３年に活動を再開しました。
『Rat Trap』は、１９７８年にリリースされた２枚目のアルバム『A Tonic For The Troops』からシングルカットされた曲で、アイルランド出身のバンドとしては初めて全英ヒットチャートの１位を獲得しました。今では封印されウィキペディアなどの記録からも削除されていますが、この曲の発売に合わせダブリン市内で大量のネズミを放すプロモーションを行い、警察に逮捕されたことがあります。
その後、リーダーのGeldofは改心（？）し、１９８４年にはUltravoxのMidge Ureとともにアフリカの飢餓救済のためBand Aidを企画し、Phil Collins、Paul Wellerなどイギリスとアイルランドのロック・ポップス界のスーパースターによる『Do They Know It's Christmas』をリリースし、大成功を納めました。Band Aidの成功に触発され、翌１９８５年にはアメリカでUSA For Africaが結成され『We Are The World』という名曲が生まれました。
こちらの映像は、Bob Geldofがまだヤンチャだった１９７８年のもので、冒頭でいきなりJohn Travoltaの写真を引き裂いています。当時TravoltaとOlivia Newton-Johnの映画Greaseのサントラ盤から『Summer Nights』が全英チャートトップを独走していましたが、同年１１月に『Rat Trap』がそれをトップの座から引き下ろし、２週間にわたり１位を続けました。その直後に出演したTV番組の映像だと思います・・・音はアルバム収録のもので口パクですが。
こちらの映像は、Geldofが改心（？）し、Band Aidを成功させた翌年１９８５年７月１３日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催された２０世紀最大のチャリティ・コンサートとなったLive Aidでのパフォーマンスです。
次回は、明日２月２４日（木）に番外編。東京都墨田区東向島の『光寿司』をテーマにします。