スピンオフ編~東京都葛飾区堀切菖蒲園・神様とは有縁無縁の興味あるものがたくさん『天祖神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都葛飾区堀切菖蒲園の『天祖神社』です。

 

 

最寄駅は

京成電鉄本線

『堀切菖蒲園』。

 

 

駅から徒歩2分

『菖蒲の町の神明さま』として

堀切の町の人に親しまれている神社です。

 

創建は1165(永萬元)年

当地が伊勢神宮の荘園

『葛飾御厨』だったことから

伊勢・皇大神宮より

分霊を勧請したものと言われています。

 

 

鳥居をくぐると直ぐ左手に

境内末社の『堀切八幡神社』があります。

 

 

八幡神社の隣には

一風変わった手水舎があります。

 

 

龍頭から水が出ているのは

ごく普通の手水舎の光景ですが

小さな祠が備わっています。

 

 

水神が祀られているようです。

 

龍が水神の神使

もしくは神そのものとされていますので

水神が祀られていても不思議はありませんが

祠が設けられた手水舎は

初めて見ました。

 

 

手水舎の前には

台輪鳥居を連ねた境内末社

『豊受稲荷神社』が。

 

私にとっては

この境内末社こそが

こちらの『天祖神社』のハイライトなのです。

 

 

鳥居は四連で

その先にある祠の前に

異様な光景が見えます。

 

 

向かって右側の神狐は

物凄い形相で何かを咥えています。

 

神狐が咥えているものは

稲穂、玉、鍵、巻物のいずれかですが

この神狐が咥えているものは

何であるか判別できません。

 

 

左側の神狐も

目を吊り上げたいかつい表情ですが

咥えているものは巻物であることが分かります。

 

 

祠に向かう階段を見ると

一対の小さな神狐がいます。

 

 

祠の防護柵の内側にも

対の神狐が・・・これで6尾になります。

 

 

祠の扉の前にも

たくさんの神狐が置かれています

・・・一体何尾いるのでしょう?

 

 

参拝を済ませ参道を戻ると

両側に小さな石造りの祠を

いくつか見つけました。

 

何とこちらの祠には

仏像が寄り添っています。

 

 

かなり経年劣化していますが

こちらは千手観音のようです。

 

明治維新までは神仏習合で

神社に仏像が置かれていても

なんら不思議ではなかったのでしょうが

神仏分離の現代では

滅多に見られない光景です。

 

 

鳥居の脇に建つ石碑は

『日露戦役記念碑』。

 

この手の石碑には興味がありませんが

榎本武揚の揮毫と知り一寸驚きました。

 

日露戦争には高齢で出征していない筈ですが

かつてロシアとの国境画定に関与したことから

この戦役にも思い入れがあったのかも知れません。

 

 

再び参道に戻り

手水舎の隣を見ると

こちらにも境内末社があります。

 

 

『出雲大社』の社号標が立ち

瀬戸物と思われる

対の狛犬が置かれています。

 

 

緑色の狛犬は初めて見ます

何となく沖縄のシーサーのような感じです。

 

 

祠の前にも一対の狛犬

こちらは石造りですが

かなり経年劣化しています。

 

 

『出雲大社』の隣には神楽殿があり

その先が社殿になります。

 

1968(昭和43)年に造替された

鉄筋コンクリート造りで

神罰が当たりそうですが

私には興味ある建物ではありません。

 

 

むしろ

社殿に続く階段脇に置かれた

このベンチの方が興味あるかも

・・・何故カエルなのでしょう。

 

 

カエルのベンチの前には

中近東風の陶器のストゥールがありました。

・・・なんでここに?

 

 

お札などを燃やす炉かな・・・

お掃除をされていた宮司の奥様にお伺いしたところ

家のゴミを燃やす単なる焼却炉とのこと

・・・ホンマカイナ?

 

 

奥様のお話では

宮司さんのご趣味で

境内に面白いものがたくさんありますとのこと。

 

ということで

隅々まで目を凝らして見ましたところ

あるはあるは・・・。

 

焼却炉の近くには

こんな光景が。

 

 

右側は菩薩様のようですが

左は道祖神のようです。

 

 

植木鉢の台になっていますが

灯籠のようにも見えます。

 

 

左の2体は七福神の二神?

右端は再び道祖神

説明がないので詳細は分かりません。

 

 

こうやって見ると

カエルのベンチも

中近東風のストゥールも

『豊受稲荷神社』にあった仏像や千手観音も

宮司さんのご趣味なのかも知れませんね。

 

能書きを添えずに

『ご自由にご解釈ください』

そう仰られているように思え

とても好感が持てました。

 

堀切の『天祖神社』には

徒歩2~3分の場所に

これまた興味深い境外末社があります。

 

そちらにつきましては

明日改めてリポートします。

 

天祖神社

東京都葛飾区堀切3-11-2

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。今回は、Lady Gagaの『The Edge Of Glory』です。