ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、東京都文京区根津の蕎麦処『松風』です。
最寄り駅は
東京メトロ千代田線
『根津』
駅から徒歩６～７分
『不忍通り』に面した
大きな白い暖簾が目印の蕎麦処です
オープンから３年しか経っていませんが
開店前から行列ができる
人気店になっています
オープンキッチンで
カウンター席がメインという
蕎麦処らしからぬモダンな造りです
この日は大学時代の友人との昼飲み
まずは生ビールから
残念ながら瓶ビールはありません
お通しで出された
小松菜と油揚げの煮びたし
揚げは何と栃尾でした
お通しがとても美味しかったので
かぶるのを気にせずに注文した
『栃尾の油揚げ』
かつお節と九条葱がたっぷり
主役の油揚げは
ほんの少しだけ顔を見せています
納豆を挟んで焼いて頂きました
ダブル大豆で健康的かつ美味
・・・やはり栃尾の揚げは美味しいですね
これ何だと思われますか？
どう見てもカラスミですよね
でも違うのです
正解は『生姜の奈良漬け』
生姜の香りが際立ち
漬物ＮGの私でさえ感激した絶品です
『牡蠣の天ぷら』
大振りの牡蠣２粒と万願寺唐辛子
絶妙な揚げ方です
ふっくらとした三陸産の牡蠣
フライとは一味違う
悶絶の美味しさです
ここで友人は日本酒にスウィッチ
宮城県塩釜市の銘酒
『阿部勘』を冷やで
一口頂きましたが
フルーティーで飲みやすい
・・・言い換えるととても危険な酒です
『ポテトサラダ』
蕎麦の芽が添えられています
胡瓜は入っていません・・・高評価
蕎麦の芽は初めてですが
独特の味わいで
ポテトサラダにとてもマッチします
『わさびの茎の醤油漬け』
鼻につんと来る
山葵特有の辛さが堪りません
『玉子焼き』
注文の都度焼かれているので
熱々のフワフワ
甘みなしの出汁巻きで
大根おろしと醤油で
美味しく頂きました
『穴子の素焼き』
骨煎餅付き
この日の圧巻の逸品
東京の下町では
穴子の幼魚を
『メソッコ』または『メソ』と言います
成魚の漁獲量を減らさないためでしょうか
ここ数年メソッコには
なかなかお目にかかれない状況にあります
成魚のような脂ののりはありませんが
あっさりとした味で
穴子本来の味わいを楽しめます
神戸在住の友人が
先日Ｆａｃｅｂｏｏｋにアップしたメソッコを見て
垂涎していたところです
思いがけぬ遭遇に
驚くやら感激するやら
天恵に感謝です
メソッコの白焼きに感動したところで
〆の蕎麦に移ります
友人は温かい『山かけそば』
私は『せいろ』
初めてお伺いする店では
せいろを頂きます
どこぞの老舗蕎麦屋とは違い
ボリュームも十分で
素晴らしいビジュアルです
石臼挽
手打ちの十割
この日は北海道の新蕎麦でした
まずは蕎麦の香りを楽しむため
何も付けずにそのままで
・・・間違いない美味しさです
二口めは塩で
フワフワの雪塩が
新蕎麦の甘みを際立てます
三口目は蕎麦つゆで
おろしたての本山葵をちょい乗せ
せいろの王道ですね
蕎麦つゆはやや甘目ですが
かえしが効いて美味
・・・個人的にはもう少し辛口が好みです
とろみを付けるため
蕎麦粉を溶かす店がありますが
こちらは蕎麦の茹で湯そのもの
蕎麦前は２０品以上ありますが
蕎麦の入る余地を残したため
７品しか頂けませんでした
どれもこれも魅力的なものばかり
後ろ髪を引かれていますので
近々再訪せざるを得ません
蕎麦前も蕎麦も堪能し
心地よくなったところで
谷根千を散歩しましょう
ごちそうさまでした
東京都文京区根津２－３７－１２
０３－６８８２－０８４２
11:30-14:00 17:30-21:00
日曜・月曜休み
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都豊島区南長崎です。