ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都世田谷区経堂の『ハートフル・ファミリー』です。
最寄り駅は
小田急小田原線の『経堂』。
駅南口から
『城山通り』交差点までの約３００ｍは
その先にある『東京農業大学』に因み
『農大通り』と呼ばれています。
この農大通りの入口の右側
三井住友銀行の敷地内に
何やら不思議なものが置かれています。
ハート型のこのモニュメントは
経堂を見守る『ハートフル・ファミリー』として
農大通り商店街が設置しているもので
商店街の３か所に計１０体置かれています。
駅前の２体のうちのこの子が
主役の『私』・農大夢子・１６歳の高校生。
それぞれのモニュメントに
夢子のコメントが付けられています
・・・以下の『 』内が夢子のコメントです。
『小さいときから商店街が私の遊び場。
だから、この街が大好きな私の故郷。』
夢子の後ろにいるのは
夢子の彼氏で小田鉄雄・１９歳。
『駅前の本屋で知りあった長身の彼氏。
農大目指して浪人中です。』
全１０体の内
小田君だけが農大家の一員ではありません。
将来婿養子に入り農大鉄雄になるかもしれません
・・・でも小田急が許さないかな。
中の良い二人を後にして
農大生などで賑わう通りを
さらに進みます。
商店街中ほどの左側に
２か所目の設置場所があります。
区立の経堂南駐輪場入口に
５体設置されています。
左端のこの方は
夢子の祖父で農大家の長老
農大拓右衛門・７５歳。
農大家は拓右衛門の時代から
商店をやっていますが
その昔はこの地で
代々農業に従事してきた家系だったそうです。
『頑固一徹を絵に描いたような人だったらしいけれど、
私のお願いは何でも聞いてくれる
優しいおじいちゃんです。』
右端にいるのは拓右衛門の妻で
夢子の祖母の農大はる・７０歳。
『長い間、今のお店を守ってきたのは
実はおばあちゃんなのだ。
だから、わが家では一番偉い人かもしれない。』
拓右衛門の隣にいるのは
夢子の父の農大耕作・５２歳。
『多少頑固だがファミリーの大黒柱で、二代目店主。
農大通り商店街をひっぱるリーダー的な存在でもある。』
耕作の隣には
夢子の母の農大通子・４８歳。
『太陽のように明るくやさしいママ。
近所の奥様達との井戸端会議の議長をやっています。』
センターを張っているのは
夢子の弟の農大康次・１０歳。
『勉強嫌いでやんちゃな私の弟。
気の優しいところは許せる。』
農大家三世代に別れを告げ
１５０ほど進むと
農大通り商店街の終点
城山通りとの交差点に至ります。
交差点の手前右側
『烏山緑道』の入口に３か所目があります。
こちらには
夢子の兄の家族が３体。
夢子の兄で農大商一・２６歳。
『今はサラリーマンだけど、
いずれパパの後を継ぐつもりらしい。
パパには言わないけれど。』
夢子の兄嫁の農大栄子・２８歳。
『兄の年上女房。
頭が良くて快活で、たまに母と衝突するけれど、
商店向きの人だと母はよく言います。』
最後は
夢子の甥で商一夫妻の長男
農大健介・２歳。
『兄に似ず頭が良さそうで、
末が楽しみなわが家の初孫です。』
いつも元気いっぱい
笑顔のたえない農大家の四世代ファミリーと
彼氏の小田鉄雄。
何ということのない設定ですが
そこはかとなくホンワカとする
楽しいモニュメントです。
不思議なことに
商店街の公式ホームページでは
『ハートフル・ファミリー』とされているのに
モニュメントの説明板には
英語で『Ｈｅａｒｔ Ｆａｍｉｌｙ』になっています。
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、中国上海市です。