ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、東京都中央区築地の『TSUKIJIビアワイン食堂 井上商店』です。
最寄り駅は、東京メトロ日比谷線『築地』。
駅から徒歩3分。ちょっと訳ありな訪問でした。
実はこの日、『スイス』のカツカレーが恋しくなり、銀座の本店は混んでいると思い、築地の支店に出かけました。しかし、開店時間を過ぎているのに開いていません。どうしたことかと思いきや、すぐ近くに移転したとのこと。
案内図の場所に行くと、トレードマークの赤と白のテントがあり、店は営業していますが、スイスと書かれた看板がありません。
店頭のメニュー看板はスイスのものとほぼ同じですが、店名はスイスではなく『TSUKIJIビアワイン食堂 井上商店』となっています。お目当てのポークカツカレーはあるので入ることにしました。
ビストロのようで以前のスイスとはかなり雰囲気が違います。
迷うことなくポークカツカレーを注文するところでしたが、『Wカツカレー ビーフ&ポーク』なる文字を発見。銀座の本店にはビーフカツがありますが、築地にはなかったと筈ですので、ビーフカレーとポークカレーの相がけかなと思いました。しかし、スイスのカレーは一種類。悩んでいても始まらないので店の方にお聞きしたところ、ビーフカツとポークカツを1枚ずつトッピングしたカレーとのこと。これを見逃す手はありません。
こちらが『Wカツカレー ビーフ&ポーク』。税込1200円。
価格が変動していることもあります。
左側にビーフカツ、右側にポークカツが盛り付けられています。いずれも60g。
断面はこんな感じで、どちらも美味しそうです。
ビーフカツは、中ほどはレア、端はミディアムに揚がっています。端の部分もレアだとより良かったと思いますが、2種類頂けると楽観的に考えましょう。
サーロインのようです。柔らかくジューシーで美味。もちろん芯まで温かくなっています。
ポークカツはロースで、肉は柔らかく衣サクサク、スイスのポークカツそのものです。
ビーフに負けないくらいの美味しさ。来た甲斐がありました。
やや甘目の欧風カレー。ひき肉やたくさんの野菜・果物を2週間かけて煮込んでいるため、肉や野菜は形を留めていません。これもスイスのカレーそのもの。美味い!
ライスは、質も炊き上がりも最高です。
来てよかった!しかし、全てスイスそのものなのになぜ店名がスイスではないのか?ご主人に伺いましたところ、今年7月にスイスが閉店し、関係者だったご主人が後を受け継いだそうです。メニューやレシピは、スイスのそれを忠実に踏襲しているとのことです・・・納得。
今一つの疑問点・・・スイス築地支店にはビーフカツがなかったのでは。これは、私のリサーチ不足でした。今春に築地支店がWカツカレーを始め、井上商店がそれを継承しているとのことです。ただし、ビーフカツだけのメニューはありません。
思わぬことで遭遇した絶品のビーフカツ。もちろんビーフカツカレーも美味しいのですが、120~130gくらいでデミグラスソースを掛けたメニューができれば最高なのですが。
ご馳走様でした。
東京都中央区築地2-8-4
03-3545-3933
11:00-15:00 17:00-23:00
日曜祝日休み
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都千代田区神田です。