ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都千代田区丸の内の『丸の内ストリートギャラリー』です。
最寄り駅は
JR各線、東京メトロ丸の内線の『東京』
東京メトロ各線、都営地下鉄三田線の『大手町』
東京メトロ千代田線の『二重橋前』。
今回は
南側のスタート地点に一番近い
『二重橋前』駅から北に向けて歩きました。
『丸の内ストリートギャラリー』は
三菱地所株式会社と彫刻の森芸術財団が
芸術性豊かな街づくりを目的として
1972(昭和47)年にスタートしたもので
丸の内仲通りをメインとして
近代彫刻の巨匠の作品や
世界で活躍する現代アーティストの作品を展示しています。
2年ほど前に一部を見ましたが
今回は全ての作品を網羅してみました。
現状でのストリートギャラリーは
丸の内仲通りと馬場先通りの交差点の
南側から始まります。
新東京ビルと二重橋スクェアの間を北に進むと
右側の歩道にそれらしきものが現れます。
加藤泉氏(1957~ ) の『無題』
2018年制作。
私は芸術に関する知識が浅く
感性も乏しいので
以降の作品についても
作者名、作品名、制作年のみを書き添えます。
加藤泉氏の作品の斜め前
馬場先通りとの交差点近くに
ちょっと変わった作品が・・・。
草間彌生氏(1929~ )の『われは南瓜』
2013年制作。
草間ワールド全開です。
ご自身で彫られた
YAYOI KUSAMAの文字が・・・。
馬場先通りを渡ると
右角に丸の内ブリックスクエアの入口が見えます。
丸の内ブリックスクエアの中庭には
外国人アーティスト3人の作品が展示されています。
一番手前にあるのは
イギリス生まれのバーナード・メドウズ氏(1915~2015)
1981年の作品『恋人たち』。
その裏側には
イタリア生まれのエミリオ・グレコ氏(1913~1995)
1971年制作の『うずくまる女No.3』。
一番奥には
キューバ生まれでフランス国籍の
アギュスタン・カルデナス氏(1927~2001)
1977年制作の『拡散する水』。
この中庭の東側にある建物は
三菱一号館美術館です。
丸の内ブリックスクエアから丸の内仲通りに戻ると
正面に金色の作品があります。
鹿田淳史氏(1958~2003)
1989年制作の『コズミック・アーチ ’89』。
少し進んだ右側
丸の内二丁目ビルの前には
桑田卓郎氏(1981~ )の『つくしんぼう』
2018年の作品です。
ビルの前を10mほど行くと
躍動感のあるブロンズ像が・・・。
前に回るとリーチ・マイケル氏
2019年のラグビー・ワールドカップを
盛り上げるために設置されたベンチアートですが
終了後も氏の功績を称えてでしょうか
そんまま残されています。
これはストリートギャラリーには属さず
制作者も明記されていません。
さらに10mほど進むと
複雑な構造の作品が登場します。
木戸修氏(1950~ )の『SPIRAL.UQ』
2017年制作。
プロレスラーの木戸修氏とは
同姓同名の別人です。
木戸氏の作品の向かい側
左側の歩道には
三沢厚彦(1961~ )の2018年制作の
『Bird 2014-03B』があります。
三沢氏の作品は
後述しますが全部で3点展示されています。
交差点を過ぎた右側の歩道
丸ビルの前には
三沢厚彦氏の2つ目の作品で
2018年制作の『Animal 2016-01-B』が。
三沢氏のライオンの後ろには
三菱商事の本社ビルがあり
正面玄関前には白いモニュメントがあります。
Mitsubishiの“M”をデフォルメしたものでしょうか
・・・こちらはストリートギャラリーには属していません。
再び丸ビル前に戻ると
芸術音痴には頭が混乱しそうな作品があります。
金氏徹平氏(1978~ )の2018年の作品
『Hard Boiled Daydream (Sculpture/Spook) #01』。
括弧内のSpookは
アメリカのスラングで『スパイ』を意味しますが
メインタイトルのHard Boiledと絡んで
その世界を表現しているのでしょうか
芸術音痴には理解不能です。
金氏氏の作品の先は行幸通りとの交差点
右手正面には東京駅が見えます。
行幸通りを渡り
右側にある新丸ビルの前には
國府理氏(1970-2014)の2011年の作品
『the Garden (屋根裏の庭)』が見えます。
展示する場所ゆかりの土に植物を植え
経年で有様が変化するユニークな作品です。
新丸ビルの向かい広場には
巨大なモニュメントがあります。
タイトル、制作者などは不明で
ストリートギャラリーには属していません。
さらに進み
三菱UFJ信託銀行本店の裏手には
長谷京治氏(1950~ )の『風の椅子』
1995年の作品です。
20mほど進んだ
三井住友信託銀行本店の裏手には
水井康雄氏(1925~2008)の『石のとびら』
1969年制作です。
その隣の三菱東京UFJ銀行の裏手には
淀井敏夫氏(1911~2005)の『ローマの公園』
1976年の作品です。
丸の内仲通りにある作品は
淀井敏夫氏の『ローマの公園』で終わります。
最後の作品は
東京駅脇の丸の内オアゾの前にある
三沢厚彦氏の『Animal 2017‐01‐B1』
2017~2019年にかけての制作です。
この作品がストリートギャラリーの展示とは知らず
今年7月14日に単体でアップしていました。
これだけアートが溢れた丸の内仲通りでは
防犯カメラまで展示作品かなと
勘違いしてしまうのは私だけでしょうか?
ひょっとしたら
警視庁も意識してデザインしたのかも・・・。
丸の内仲通りの行幸通りから南の一部は
11時~15時(土日祝日は17時まで)
歩行者専用道路となり
ストリートギャラリーを色々な角度から
ゆっくりと鑑賞することができます。
現在展示されている
日本人アーティスト11人13作品
外国人アーティスト3人3作品
計16作品を見て
芸術に鈍感な私でも素晴らしいなと感じた次第です。
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、台湾嘉義市です。