スピンオフ編~東京都文京区千駄木・都心に鬱蒼とした森が『千駄木ふれあいの杜』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都文京区千駄木の『千駄木ふれあいの杜』です。

 

 

最寄駅は

東京メトロ千代田線『千駄木』。

 

 

非常に分かりにくい場所にあり

案内板などもありませんので

僭越ながら私が道案内致します。

 

まずは駅のすぐ近くにある

不忍通りの『団子坂下』交差点から

団子坂を上ります。

 

 

150mほど進み

一つ目の信号『団子坂上』の交差点を

左に曲がります。

 

 

この道は潮見坂と呼ばれています。

 

 

潮見坂を200mほど進むと

右側に階段がありますので

これを上ります。

 

 

上り切ったところは閑静な住宅街

・・・こんな処に何があるのよとお思いでしょうが

今しばらくお付き合いください。

 

 

50mほど進むと

左側に怪しげな路地が現れます。

 

私道ではありませんので

躊躇うことなく入りましょう。

 

 

路地の先には結構急な階段

地元の方は『お化けだんだん』と呼んでいます。

 

 

階段を下り切った右側に

今回ご紹介する

『千駄木ふれあいの杜』の入口があります。

 

 

階段を上ったり下ったりするのは嫌だ

そういう方は先ほどの階段を上らず直進します。

 

一つ目の角の右奥に見えるのが

『千駄木ふれあいの杜』です。

 

 

入って良いのかどうか

不安になる入口ですが

一般公開されている施設ですので無問題。

 

 

入口を入ると直ぐに

『千駄木ふれあいの杜』と書かれた柱が立ち

左右に小径が分かれています。

 

 

周回路になっていますので

どちらから進んでも同じですが

取り敢えず時計回りに行って見ましょう。

 

 

都心とは思えない

鬱蒼とした森が現れます。

 

一体全体ここは何なの

そう思われているでしょうね。

 

江戸時代この辺りは

太田道灌の子孫である太田備中守資宗が

三代将軍徳川家光から賜った下屋敷で

現在の千駄木一丁目全体に及ぶ広大な敷地でした。

 

 

敷地内に広がった広大な森には

湧き水を源泉とする池があり

明治以降は『太田が池』と呼ばれていました。

 

昭和初期までに池はなくなりましたが

昭和40年代まで屋敷内の庭には

湧き水が残っていたそうです。

 

しかし時代の変遷とともに湧き水も枯れ

敷地も切り売りされるなどして

本郷台地東縁崖線の姿を伝える緑も

『千駄木ふれあいの杜』を残すのみとなりました。

 

 

『千駄木ふれあいの杜』は

所有者である太田氏と文京区との間で契約が結ばれ

2001(平成13)年より一般公開されてきましたが

出来る限り樹林を後世まで残すことを条件に

2016(平成28)年に

太田氏より区に寄付されました。

 

樹林の奥までは立ち入れませんが

園内に設けられた1周50m程の遊歩道から

素晴らしい光景を見ることができます。

 

 

崖の中腹に石造物があります

社のようでもありますし

灯籠のようにも見えます

・・・説明がありませんので詳細不明です。

 

 

僅かですが起伏もあります。

 

 

下屋敷時代の名残でしょうか

入口付近に石垣がありました。

 

 

入口近くには

休憩用の椅子もあります。

 

しかし

これは危険です。

 

とにかく藪蚊が多く

此処に座っていたら

格好の餌食になってしまいます。

 

 

外に出て振り返ると

都心にあるとは思えない

巨大な森であることが分かります。

 

 

観光地化していませんので

人出は極めて少なく見応えがあります。

 

ただし前述しました通り

藪蚊がものすごい数なので

半袖シャツ、ミニスカート、半ズボンなど

肌の露出の多い服装は避けた方が良いと思います。

 

千駄木ふれあいの杜

東京都文京区千駄木1-1

4~9月 9:00-17:00

10~3月 9:00-16:00

通年開園

※年末年始等についての問い合わせは文京区緑公園課(03-5803-1252)へ

入園無料

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、中国福建省厦門(アモイ)市です