スピンオフ編~栃木県栃木市・ハイテク(?)を駆使した展示に思わずにやり『塚田歴史伝説館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、栃木県栃木市の『塚田歴史伝説館』です。

 

 

最寄駅は

東武日光線、JR両毛線

『栃木』。

 

 

駅から徒歩10分

巴波(うずま)川に沿って

立派なお屋敷が現れます。

 

こちらの一部が

『塚田歴史伝説館』になっています。

 

 

入口は

黒塀の先にある

巴波川橋のたもとにあります。

 

 

塚田家は

江戸時代後期の弘化年間(1844~1848)から

木材回漕問屋を営んできた豪商でした。

 

敷地内には

白壁の土蔵などが立ち並び

1979(昭和54)年から

邸内の一部が一般公開されています。

 

 

入館料を払い

受付に併設の文庫蔵に入ると

『三味線ばあさん』が三味線を弾きながら

都々逸で塚田家の歴史などを語ってくれます。

 

こちらがロボットだということは

事前のリサーチで分かっていましたので

さほど驚きませんでした。

 

 

座敷の縁には先客がいて

お婆さんの語りに耳を傾けていました。

 

 

微動だにせず

熱心に聞き入る姿に感心しましたが

よく見るとこちらも人形でした。

 

館の方には失礼ですが

ちょっと不気味です。

 

 

お婆さんの語りを聞き終え

外に出ますと右側に展示館があります。

 

1903(明治36)年に建てられた

土蔵2階建て瓦葺の建物は

国の登録有形文化財に指定されています。

 

 

建物内には

塚田家が収集した美術品や

木材回漕問屋時代に使っていた調度品などが

所狭しと展示されています。

 

 

展示室の先には

大きな長屋門のような建物がありますが

門ではありません。

 

向かって左側の建物は荷蔵だったもので

現在の建物は1909(明治42)年の竣工

こちらも国の登録有形文化財に指定されています。

 

 

現在は

人形山車と銘木の展示館になっています。

 

館内を見学していると

突如音楽が響き始めました。

 

 

山車の乗った

ねじり鉢巻き法被姿のお二人が太鼓を叩き

横に立つひょっとこ面が踊りだします。

 

 

そうこうするうちに

山車の上に髭面の大男が

ニョキニョキと登場します。

 

どうもこの伝説館は

このようなアトラクションがお好きなようです。

 

ちなみにこの大男は『手力男命』で

正式には『天手力男命(あまのたぢからおのみこと)』。

 

天照大神が隠れた天岩戸を手で開けた

大力の神として日本神話に登場します。

 

 

山車・銘木展示館の前の建物には

『蔵芝居』の看板があります。

 

 

中に入ると

確かに芝居小屋のような造りになっています。

 

 

ハイテクを駆使した(?)ロボットの

筏乗り鶴松がナビゲートする

12分間の人形劇が上演されます

~やはりこういうの好きなんだ。

 

 

洪水を繰り返す巴波川の神の怒りを沈めるために

人柱として橋の下に生き埋めにされた

美しい少女の霊を慰霊するために

108個の燈篭を流し成仏させ

その橋は「幸来橋」と呼ばれるようになった

~そんな内容の芝居です。

 

 

山車・銘木展示館の隣には

『別荘』と呼ばれる和風の建物があります。

 

邸内にありながら

なぜ別荘というのかは謎です。

 

内部の一部が公開されていますが

こちらの玄関からは入れません。

 

 

和風家屋に併設し

小さな洋館がありますが

こちらは公開されていません。

 

なぜこちらだけが洋風なのか興味津々

中を拝見したかったです。

 

 

別荘の前には

和風の庭が広がっています。

 

瀟洒で素敵な庭なのですが

少々手入れが行き届いていない

そんな感じが拭えません。

 

 

蹲のそばに鶴が

もちろんこれも人形です。

 

 

蹲は水琴窟になっており

竹筒の先に耳を当てると

清らかな澄んだ音色に癒されます。

 

 

庭の片隅には稲荷社もありますが

狛犬はいません。

 

 

別荘の一番奥の部屋だけは

一般に公開されています。

 

 

履物を脱ぎ

引き戸を開けて室内に上がると

一見質素に見えますが

よく見ると贅を凝らした書院造りの和室があり

老夫婦がお二人で寛がれています。

 

別荘は隠居用の家屋ということなのかも・・・

しかし、人形が好きですね。

 

 

邸内の全てが公開されている訳ではありませんが

ハイテクな(?)ロボットや人形を駆使した展示には

思わずにやっとしてしまい楽しめました。

 

塚田歴史伝説館

栃木県栃木市倭町2-16

0282-24-0004

9:30-17:00

月曜日休館

入館料 大人700円 小人350円

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、群馬県高崎市です。