ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、東京都江東区門前仲町の『竹とんぼ』です。
最寄駅は、東京メトロ東西線、都営地下鉄大江戸線の『門前仲町』。
駅から徒歩3分、路地裏に佇む洋食屋です。
以前は串カツ屋だったと記憶していますが、いつの間にか業態転換し、店の雰囲気も下町の老舗洋食店風になっていました。
過日、門前仲町に所用があり、この店の前を通った際に店頭のランチメニューに『仔牛のカツレツ キーマカレーソース』を見つけました。その日は食事を済ませていたため断念。
後日、改めてお伺いし、席に着くやいなやメニューには目もくれず『仔牛のカツレツをお願いします』と歓び勇んで注文しました。しかし、ご主人から意外なお言葉。『仔牛のカツレツですか?』。
私はメニューを指さしながら『そうです、この仔牛のカツレツ キーマカレーソース』ですと応えると、『それは仔羊のカツレツですが』とのレス。『本当だ。読み違い。どうしよう』と思っていると、再度ご主人からのお言葉。『メニューには載っていませんが、仔牛のカツレツお作りしますよ。少し値段が上がりますが、よろしければ』。よろしいも何もありません。是非お願いします。
まずは、スープとサラダが。
スープはミネストローネ。その名前の由来通り具沢山です。これは美味しい!
ベビーリーフ中心のサラダには茹で玉子と蒸し鶏がトッピングされ、フレンチドレッシングが掛かっています。
鶏肉はあまり好みではありませんが、これはいいアクセントになっています。
メインの仔牛のカツレツが登場。ソースはデミグラスソースにして頂きました。
仔牛のカツレツですのでシュニッツェルかなと思っていましたら、きめの細かいパン粉を纏わせたディープフライでした・・・良かった。
仔牛にしては厚切りな肉がミディアムに揚げられています。
肉と衣に一体感がないことが少々気になります。
仔牛は、クセがなく淡泊な味わいですが、その分成牛に比べ野趣に欠けています。しかし、こちらの仔牛は滋味に富み、牛本来の旨味も感じられます。このように美味しい仔牛を頂いたのは初めてです。
苦味と甘みのバランスが絶妙なデミグラスソース。言葉がでません。
嬉しいことにカツレツの下には温野菜が隠れていました。いんげん豆、ヤングコーン、ポテト、人参、ズッキーニ。
キューブになっているので何かなと思いましたらポテトでした。
米質も炊き上がりもよく、やや硬めのライス。カツレツに合います。ライスではなくパンにすることもできます。
熱を通したズッキーニは、口にできないこともないのですが、しょせん天敵キュウリの親戚ですので止めておきます。
スープもサラダもカツレツも絶品の美味しさ。そういえば価格を伺っていませんでした。これだけのグレードのものですから、それなりと覚悟していたところ、税込みで2400円・・・安い!
価格が変動していることもあります。
仔牛のカツレツはさほど経験がありませんが・・・多分15軒くらい・・・私史上最高のものでした。
御馳走様でした。
東京都江東区富岡1-6-11
03-3643-8758
11:30-14:30 夜不明
日曜祝日休み
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、中国吉林省吉林市です。