スピンオフ編~東京都北区王子・たった100mですがまさしく都会のオアシス『音無親水公園』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都北区王子の『音無親水公園』です。

 

 

最寄駅は

JR京浜東北線、東京メトロ南北線の

『王子』。

 

 

JRの『親水公園口』を出ると

目の前に枯れた小川が現れます。

 

かつては

小平市の東部を源に

隅田川に注ぐ石神井川が流れていました。

 

 

石神井川は

北区では『音無川』と呼ばれ

四季の行楽の名所、景勝の地でした。

 

 

しかし

第二次世界大戦後の

経済の復興・発展とともに

石神井川も生活排水で汚れた川と化しました。

 

また

台風による氾濫もたびたび起こったことから

1960年代から改修工事が始まり

王子駅近辺では

近くにある『飛鳥山公園』の地下に

2本のトンネルが掘られ

流路のショートカットが行われ

旧流路には水流がなりました無くなりました。

 

残された旧流路に

かつての渓流を取り戻そうとして

造られたのが『音無親水公園』で

1963(昭和38)年に開園しました。

 

 

地上の緑道に

石段が数か所設けられ

親水公園に下りることができます。

 

今回は

王子駅親水公園口に

一番近い石段を下りてみました。

 

 

駅方向に向かい

小さなせせらぎが流れています。

 

もちろん

水は澄んでいます。

 

 

『揚水水車』

例年この時期には

水が流れ水車も回っているのですが

今年はコロナウィルス感染防止のため

放流は中止されています。

 

 

中ほどに掛けられた木橋は

『舟串橋(ふなくしはし)』と名付けられ

1988(昭和63)年の竣工です。

 

 

舟串橋の先には

小さな川床が張られ

夏になると

子供たちが見ず遊びに興じているのですが

今年は見られそうにありません。

 

 

公園の終わり近くには

アーチ型の大きな石橋『音無橋』が。

 

橋の下あたりは

ごつごつとした奇岩が配され

独特の景観を見ることができます。

 

 

奇岩に交じり

さりげなく置かれた枯れた木の根

芸術的にさえ見えます。

 

 

枯れ枝と木の根

意図的な配置かは分かりませんが

侘び寂を感じますね。

 

 

少し先に見える垣根で

親水公園は終わります。

 

この辺りも

見事な奇岩がいくつも置かれ

野趣に溢れています。

 

 

垣根の先は

放流用の貯水池になっています。

 

ろ過装置を通した循環水で

子供たちが水遊びをしても大丈夫なように

衛生管理も万全です。

 

 

一度上に上がり

音無橋を渡ります。

 

 

『明治通り』を

王子駅方向に歩くと

『音無親水公園』の石碑があります。

 

 

石碑の脇の石段を下りると

先ほどの舟串橋のたもとに出ます。

 

 

1988(昭和63)年竣工と前述しましたが

1958(昭和33)年の狩野川台風で流され

廃橋となった橋を復元したものです。

 

 

橋の上から眺める

親水公園の光景もなかなかのものです。

 

こちらは上流の音無橋方向

画像の右上辺りには

かつての王子七滝の一つである

『権現の滝』が再現され

毎分1トンの流量で落ちているのですが

現在は休止中です。

 

 

こちらは下流の王子駅方向

暑い夏の日の午後に

川床に座って足を水に浸し

ビール飲んだら

さぞ美味しいだろうな

などと良からぬ考えが頭に浮かびました。

 

もちろん

子供たちの遊び場ですので

そんな不埒なことは禁止ですが。

 

 

全国の都市公園の模範たる公園として

日比谷公園や代々木公園などとともに

“日本の都市公園100選”に選ばれています。

 

たった100mほどしかありませんが

都会の喧騒を

ひと時忘れることができる

素敵な公園です。

 

音無親水公園

東京都北区王子本町1丁目

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、京都府京都市中京区です。