ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、東京都です世田谷区経堂の蕎麦処『しらかめ』です。
最寄駅は
小田急本線
『経堂』
駅から徒歩５分
２０１０（平成２２）年創業の
本格派の蕎麦処です
テーブルとカウンターで１４席
小さな店ですが
センス溢れる空間です
壁に掛かる絵は
アーティストでもある
ご主人の奥様の作品
絵画だけでなく
この素晴らしいランプシェードも
奥様の作品
素材は人工羊皮紙
美術音痴の私にも
アート感覚が伝わります
この日は
うさこ・うさおさんと
久しぶりの飲み会
私はゴリゴリのビール派
最初から最後までハートランド
税別６５０円
ご夫妻は日本酒・・・銘柄失念
少しだけ頂きましたが
すっきりした口当たりでした
メニュー数は多くありませんが
蕎麦前も蕎麦も
全て絶品です
蕎麦前は
『豆富の味噌漬け』
税別５４０円
価格が変動していることもあります
これはもう豆腐の領域を超え
チーズのようですが
豆腐の風味が残り超美味
『鴨ロース』
鬼おろしと粒マスタード添え
税別９２０円
低温調理された鴨は
色鮮やかなピンク
柔らかく脂ものっています
上品な味でありながら
肉の旨味が強く
鴨の概念を覆されます
『へしこの炙り』
福井県名産の鯖のぬか漬け
税別５９０円
ほどよく塩抜きされ抜群の味わい
落としたぬかも焼いて添えられる
素晴らしい気遣い
『マグロの酒盗』
税別３４０円
これは堪りません
こりこりした食感
内臓の一部だと思います
鰹の酒盗の１０倍の美味しさです
『ぬか漬けとアボカドのマリネ』
税別５９０円
天敵キュウリが見え隠れしています
アボカドだけ頂きました
とても美味しかったのですが
奴の残り香が気になりました
『コンニャク指輪』
税別４６０円
何故かおじさんギャグが登場
ネーミングの件はさておき
醤油味のピリ辛コンニャク炒め
ビールが進みます
蕎麦前の〆は
きれいに焼き上げられた
出汁巻き玉子
ただの出汁巻きではありません
う巻きかなと思われるかも
・・・違います
『穴子の出汁巻き』
税別９７０円
中身は煮穴子です
ふわふわの出汁巻きと
ふわふわの煮穴子
美味しくない訳がありません
う巻きも大好きですが
こちらのほうが数段美味しいと思います
・・・個人的な感想ですが
〆の蕎麦
うさこさんは『九条ねぎと刻みキツネ』
税別１２２０円
九条ねぎ、刻んだ油揚げ
梅肉と揚げ玉がのった
冷たい蕎麦です
前回お伺いした時に頂きましたが
全ての具材が自らを主張しながら
それでいて調和がとれた壮絶な美味しさでした
揚げ玉は
注文の都度揚げられ
サクサクで熱々
冷たい蕎麦に合うの
そう思われるかもしれませんが
これが合うのです
うさおさんと私は
シンプルに『もり』
税別７８０円
十割の風味を損なわないよう
薬味の葱は付きません
卸したての本山葵は別途３０円
蕎麦つゆはマイルドですが
かえしが効き
とても美味
蕎麦は
腰も風味もあり
『これぞ十割』です
十割を売り物にする店は
多々ありますが
本当に美味しい店は数多くありません
こちらの蕎麦は
どの老舗有名店にも
負けないくらいの美味しさ
ボリュームもあり
信じられない安さです
・・・老舗に見習って欲しいですね
トロトロの蕎麦湯
蕎麦粉を混ぜてあるのは
間違いありません
私は個人的には
蕎麦粉を入れた蕎麦湯は
あまり好きではありません
自分の考えが間違いだったことに
初めて気づかされた
驚愕の蕎麦湯です
余りのショックに
言葉で表現できませんが
とにかく素晴らしい蕎麦湯です
若きご主人が
一人で調理されているため
メニュー数は限られています
しかし一品一品に
蕎麦と料理に対する
ご主人の愛情が感じられます
一言で表現するのであれば
『若き天才』
ミシュランに見つからないことを祈ります
ごちそうさまでした
東京都世田谷区経堂１－２７－１３
ディアコート経堂１階
０３－３４２０－１９８８
11:30-20:30
※蕎麦がなくなると早仕舞いになります
火曜日休み
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、オーストラリア・キャンベラ市です。