スピンオフ編~東京都品川区戸越・江戸時代の大名庭園の雰囲気を楽しめる『戸越公園』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都品川区戸越の『戸越公園』です。

 

 

最寄駅は

東急大井町線

『戸越公園』。

 

 

駅から徒歩5分

ちょっと不思議な光景が現れます。

 

ただのトンネルじゃん

そう思われるかも。

 

しかしよく見ると

上にはフェンスがあり

学生達が運動をしてます。

 

実はここ

都立大崎高校の敷地ですが

『都市計画道路補助26号線』が整備され

歩行者と自転車が大井町方面に

抜けられるようになったのです。

 

トンネルの手前を左折しても良いのですが

折角なのでトンネルの中へ。

 

 

トンネルを抜けて振り返ると

こんな感じです。

 

小さな冠木門があり

ここからも戸越公園内に入れますが

もう少し進むことにします。

 

 

50mほど行くと

左側に大きな冠木門が。

 

こちらが公園東門になりますが

入らずに直進します。

 

 

100mほど進むと

『戸越公園』と書かれた石碑が現れ

ここが戸越公園の正門になります。

 

 

この辺りには

江戸時代初期の寛文年間に

熊本藩主細川家の下屋敷があり

後に細川家の『戸越屋敷』として

屋敷や庭園が整備されました。

 

その後

屋敷の所有者は移り変わり

1890(明治23)年には

三井家の所有になりましたが

1932(昭和7)年に庭園部分が

三井家より荏原町(後の品川区)に寄贈されました。

 

戸越公園はその庭園を利用して造られた公園で

1935(昭和10)年に東京市立公園として開園し

1950(昭和25)年に品川区に移管されました。

 

 

細川家には

滝の口(和田倉門付近)に上屋敷

芝白金に下屋敷がありましたが

戸越屋敷は別荘的な位置づけで

鷹狩や雉狩、茶会などを行う場所として

利用されていたそうです。

 

そのため正門は

武家屋敷にある長屋門ではなく

簡素な薬医門になっています。

 

現在ある薬医門は

1992(平成4)年に復元されたものです。

 

 

薬医門の屋根の表裏四隅には

これぞ鬼瓦といった鬼瓦が。

 

 

薬医門の先には

築山に設けられた広場があり

子供たちの格好の遊び場になっています。

 

 

築山を下りると

桜や松の木が生い茂る広場となり

回遊式庭園が始まります。

 

 

池水式の回遊庭園で

鯉や亀たちが長閑に暮らしています。

 

 

亀は数知れないくらい生息し

池の中の岩場で

日向ぼっこをしています。

 

 

池の西側の築山には

小さな渓流が流れ

小橋が架かっています。

 

 

夏場には

子供たちが水遊びをする

光景も見られます。

 

 

三連の滝が設けられ

爽やかな水音を奏でています。

 

 

この日は

滝の上でカラスが

かなり長い時間

水浴びをしていました。

 

『カラスの行水』って

間違えなのでしょうか?

 

 

東側に回ると

池は川のような形に変わります。

 

 

池の畔に建つ十三重の塔

いわれを見たかったのですが

立入禁止になっています。

 

 

冠木門のある東門に戻ると

左側に小高い築山があります。

 

 

築山に上ると庭園の全貌が望め

立派な回遊式庭園であることを

再確認できます。

 

 

蛇足

 

字を読める猫なのでしょうか

不貞腐れて立ち去りました。

 

 

大きな公園ではありませんが

江戸時代の大名庭園の雰囲気を

十分に楽しめます。

 

戸越公園

東京都品川区豊町2-1-30

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都文京区茗荷谷です。