ビーフカツ~東京都足立区北千住・生ハムとチーズがコラボする逸品『スペインバルCabana』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、東京都足立区北千住の『スペインバルCabana』です。

 

 

最寄駅は、JR常磐線、東武スカイツリーライン、東京メトロ日比谷線/千代田線、つくばエクスプレスの『北千住』。

 

駅から徒歩5分、『宿場通り』と交わる袋小路の路地の奥にあるスペインバルで、2019年秋にオープンしました。

 

古民家を改装した白壁のファサードは、スペインの田舎町のレストランのような雰囲気です。

 

スペインを意識しつつ日本の古民家の感じも取り入れた店内。1階はカウンターとテーブルで15席、2階はテーブルのみで16席あります。

 

ランチの人気は、グリーンサラダ、タパス2種、選べるメイン、ドリンクの付いた『スタンダードセット』税込み1200円と、タパスが5種に増えデザートも付いた『Cabanaセット』同1500円。

価格が変動していることもあります。

 

メインは5種類。この中に『カチョポ』というスペイン版牛カツがあります。

 

タパス5種に惹かれたのですが、デザートはいらないのでスタンダートセットにしました。飲み物は、ソフトドリンク5種類から一つ選べます。ウーロン茶をチョイス。

 

まずはタパス2種盛り合わせとグリーンサラダ。

 

『ラタトゥイユ』。冷製です。トマト、パプリカに加えソーセージが入っていました。やや酸味がありとても美味。

 

『キビナゴのエスカベッシュ』。酸味は強くありません。ベースに白味噌が使われているようでむしろ甘めです。これは絶品です。

 

『グリーンサラダ』。酸味の強いドレッシングが掛かっています。やや酸味のある『ラタトゥイユ』、甘目の『エスカベッシュ』、酸味の強い『グリーンサラダ』・・・絶妙のバランスです。

 

メインディッシュ登場。余りにもシンプルな盛り付けに拍子抜けしました。

 

『カチョポ』。スペイン版ビーフカツということだったので勝手に炒め焼きした薄めの『ミラネッサ』を想像していましたが、全く別物が出てきました。コロッケみたいです。

 

 

ナイフを入れると肉汁がじゅわっ。美味そうです。

 

薄切りの牛肉で生ハムとチーズを巻き、衣を付けて揚げたアストリアス地方の郷土料理だそうです。確かに牛肉を使ったカツレツですのでビーフカツに分類してもいいのでしょう。というかフランス料理のコルドンブルーとほぼ同じです。

 

自家製のオーロラソースで頂くのが店のお薦め。こちらはスペイン流ではなくシェフのオリジナルアイデアとのことです。

 

根が素直な性格(?)なもので、お薦め通りオーロラソースで。ソース自体はとても良質で美味しいのですが、カチョポに十分な下味がついているので、個人的にはソースなしの方が美味しいと思います・・・あくまでも個人的な嗜好です。

 

生ハムがビーフとこんなに合うとは思ってもいませんでした。牛豚の両方が主役です。

 

チーズもいい役割を果たしています。これまで何軒かでチーズをかましたビーフカツを頂いてきましたが、いずれもチーズの主張が強く、ビーフカツの風味を損なっていました。しかし、これは違います。おそらく生ハムが縁を取り持っているのだと思います。

 

ご飯は、普通に美味しかったです。

 

カチョポが登場した時は、滑ったかなと思いましたが杞憂でした。美味しいランチでしたが一つだけ不満があります。メニューで使っている『スペイン版牛カツ』というネーミング。昨今のどうしようもない『牛カツ』の同類と誤解されないよう『スペイン版ビーフカツ(またはビフカツ)』に変更して頂ければ嬉しい限りです。

 

ご馳走様でした。

 

スペインバルCanaba

東京都足立区千住3-68-20

03-6806-2197

11:30-15:00   17:00-20:00

月曜日休み

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、韓国チャンウォン(昌原)市チネ(鎮海)区です。