スピンオフ編~東京都江戸川区平井・名匠の作品ではありませんが素晴らしいものが数多『平井天祖神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都江戸川区平井の『平井天祖神社』です。

 

 

最寄駅は

JR総武線『平井』。

 

 

駅から北に徒歩10分ほど

立派な一の鳥居が現れます。

 

 

一の鳥居を見上げると

東京の神社では珍しい

銅製の注連縄が架けられています。

 

1928(昭和3)年に

鳥居を改修した時

地元の方から奉納された物です。

 

 

扁額も銅製で

注連縄とともに緑青に覆われ

独特の雰囲気を醸し出しています。

 

 

手水舎の龍頭

さほど古いものではないと思われますが

なかなかの細工です。

 

 

二の鳥居にも銅製の注連縄が・・・

こちらの注連縄は

片方がつぼまって細い

『ごぼう締め』という形状になっています。

 

 

拝殿前には一対の狛犬が

・・・上に乗っている鳩は本物です。

 

 

拝殿に向かって右側には

阿形の獅子。

 

 

左側には

吽形の狗が配されていますが

口を開き気味で

阿形のようにも見えます

・・・対で阿吽ですのであり得ませんが。

 

 

拝殿の瓦屋根は

とても凝った造りになっています。

 

 

屋根の正面両脇には

対の跳び狛犬が設置されています。

 

 

後ろ足を上げ

飛び跳ねた格好をしていることから

跳び狛犬と呼ばれています。

 

寺院の入口にある門では

たまに見かけますが

神社ではあまりないようです

・・・私も初めて見ました。

 

 

社殿は

本殿、幣殿、拝殿が連結した

権現造りになっています。

 

創建年は明らかではありませんが

一番手前に見える本殿は

江戸時代末期の建造と言われています。

 

 

本殿の屋根は

東京の神社ではほとんど見られなくなった

茅葺を銅板で覆ったものです。

 

 

社殿の外壁面には

鳥をモチーフにした

精緻な社殿彫刻が多数あります。

 

 

脇障子にも

鶴と松の素敵な彫刻が。

 

 

本殿の木鼻の上には

やはり鶴と松の彫刻が。

 

ん?

右側の木鼻には牙が!

 

 

象かな・・・?

それにしては鼻が短い。

 

中国から伝わった

伝説の動物の獏です。

 

悪夢を食べ幸せをもたらす霊獣として崇められ

神社の木鼻などでよく見かけます。

 

 

羽を広げた鳳凰でしょうか?

重要な社殿彫刻には網が掛けられ

大切に保存されています

・・・はっきりと拝見したい気もしますが。

 

 

三つ巴紋の

本殿の鬼瓦も素敵です。

 

三つ巴紋は元来

八幡宮の社紋ですが

神霊が宿る勾玉や水流を象った渦巻が

三つ巴紋の由来とされていることから

八幡宮以外の神社でも

魔除けや火災除けの効果を期待して

社殿の軒瓦に三つ巴紋を

配していることが多くあります。

 

 

名匠、名工による彫刻、建築という訳ではありませんが

一見に値するものが数多くある神社です。

 

社殿内部には

もっと素晴らしいものがありそうですが

残念ながら御開帳はされていません。

 

平井天祖神社

東京都江戸川区平井7-28-5

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都台東区上野広小路です。