ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、東京都千代田区神田司町の天麩羅屋『八つ手屋』です。
最寄駅は
都営地下鉄新宿線
『小川町』
または
東京メトロ丸の内線の
『淡路町』
駅から徒歩３分
１９１５（大正４）年創業の
老舗天麩羅屋です
その昔の飲食店では
客が汚れた手を暖簾で拭いてゆく
そんな習慣があったようです
そのため
『暖簾が汚れているほど繁盛店』
そう言われていたそうです
その意味では
この店は相当の繁盛店
貫禄の暖簾です
破れていて古ぼけていますが
決して汚れているわけではありません
・・・念のため
店の外から
天麩羅を揚げている
調理場が見えます
破れた古い暖簾とは裏腹に
すっきりと綺麗な店内は
とてもノスタルジックです
メニューは
天麩羅４種類だけ
その他はありません
注文が決まったら
入口脇のレジで
先払いになります
私がお薦めするのは
天丼上
お吸い物とお新香が付いて税込み１１００円
価格が変動していることもあります
海老２本にインゲン
烏賊と小柱のかき揚げ
素っ気ないくらいシンプルです
まずは海老から
プリプリの海老に
カリカリの衣
濃い目の丼つゆは
甘さ控えめ
めちゃくちゃ美味しいです
江戸前の天麩羅は
胡麻油で揚げるのが主流です
こちらは白絞油です
胡麻油は好きなのですが
胡麻油で揚げた天麩羅は
得意ではありません
浅草の行列ができる店の前は
においだけでだけで持ち悪くなるので
避けて通るほどです
質の良い海老が
上手に揚げられている場合は
尾っぽまで頂きます
インゲンの天麩羅は
あまり見かけませんが
実は美味しいのです
巨大なかき揚げ
野菜は一切入っていません
これぞ江戸前
紋甲イカではありません
歯ごたえのしっかりしたスルメ
・・・固いという意味ではありません
小柱
青柳の香りが
しっかりと残っています
スルメ烏賊との相性も抜群
黙々と箸を進めますが
半分だけ残しておきます
固めに炊き上がったご飯
丼つゆの量もちょうどよく
とてもいい感じです
素麺の入ったお吸い物
いい出汁に薄い塩味
抜群の美味しさです
素麺だけを頂き
お吸い物の３／４と
三つ葉は残しておきます
またかよ
そう思われている方も
いらっしゃるかも・・・
正解です
かき揚げを浮かべ
吸い物を掛ける
天茶の出来上がりです
最後にさらさら
美味しさを二度味わえます
完食です
美味しかった
満腹、満足
おっと
完食は誤りでした
いつもの通りお新香はごめんなさい
江戸前の天丼ではない
そう言われる方も
多分いらっしゃるでしょう
そんなことには拘らず
美味しいものは美味しい
それでいいと私は思っています
ごちそうさまでした
東京都千代田区神田司町２－１６
０３－３２５６－６６３０
11:00-14:00
※コロナの影響ではなくもともと昼のみの営業です
土日祝日休み
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、京都府京都市下京区です。