ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、東京都渋谷区代々木公園の『貴族と平民』です。
最寄駅は、東京メトロ千代田線『代々木公園』。
駅から徒歩2~3分、『富ヶ谷一丁目商店街』に面したビルの1階にあります。
同じ富ヶ谷にあるポルトガル料理店『クリスチアーノ』の系列です。しかし、凄い店名ですね。ビーフカツがなければ私は絶対に入らないネーミングです。
カウンター13席のみ。平民寄りの雰囲気で安心しました。
カツレツがメインの店で『貴族』、『平民』、『王様』などの定食があります。
平民以下の身分でありながら頂いたのは一番高価な『王様カツレツ定食』。ライス付きで税込1980円。
価格が変動していることもあります。
フライパンで炒め焼きしたシュニッツェル、いわゆるミラノ風カツレツです・・・と思ったのですが、お聞きしたところ油で揚げたカツレツをチキンスープにさっとくぐらせたものとのこと。でも食感はシュニッツェルに近いです・・・しつこい。
店頭に『食べかたのひとつ』というインストラクション・ボードが出ています。
お店によるとライス皿にバターソースのピッチャーとレモンがのっているとのことでしたが、私の場合はカツレツの皿にのっていました・・・どちらでもいいことですが。
カツレツにバターソースをたっぷりとの指示ですが、取り敢えず控え目にしておきました。フォアグラやトリュフを練りこんだバターを使ったソースということですが、私の馬鹿舌にはフォアグラもトリュフもあまり感じられませんでした・・・美味しいソースであることは間違いありません。
正肉ではなく希少部位『さがり』(横隔膜の一部)の薄切りがミディアムに。
カツレツにレモンを絞ります。
バスケットに入ったソースが提供されます。ウースターシャーソース、醤油、黒胡椒黒酢ソース、紅しょうがチリソース、アイオリソース、ソルティーヨーグルト、カレーの素などなど。好みのソースを『パレットの絵の具のように並べる』とのこと。
私は、味が混ざるのが嫌なので一つずつ試してみました。まずはお店一押しの紅しょうがチリソースから。お店のお薦めでは白胡椒を5回以上グラインドしてからとのことですが、ソースを味わいたかったのでパスしました。
紅しょうがの風味とバターソースが絶妙にマッチにシュニッツェル(風)によく合います。単体では結構ピリ辛ですがバターソースと合わせるとマイルドになります。
次は、アイオリソースで。にんにくたっぷりのマヨネーズです。
これもいいですね。にんにくの香がいいアクセントになっています。
他のソースも試し、それぞれ美味しいのですが、私はバターソースだけで頂くのが一番美味しいと感じました。
ライスは、同じ価格でカリフラワーライスに変更できます。カリフラワーが大好きなのでそちらをチョイス。
茹でたカリフラワーを細かく刻み、ご飯に似せたもの。全く味付けされていません。アイオリソースを悪戯心でト音記号のように掛けましたがチョット失敗。味がどうなったかと言うと、マヨネーズですからカリフラワーに合うはずなのですが今一つピンときません。
塩が必要と思い振ったところ大量の爪楊枝が・・・やっちまいました。内緒で戻そうかと思いましたが、今の時期(・・・でなくても)それはNGなので素直に謝りました。
カリフラワーライスに添えてあったトマトは美味しく頂きましたが、もう一方には天敵のきゅうりが見え見えだったので口にはしませんでした。よって何だかは不明です。
価格は高めですが、肉もソースも美味しく、調理も上手で大満足でした。唯一残念なのはカリフラワーライス。次回は普通のライスにします。
ご馳走様でした。
蛇足:
ふと思い出したのですが、大好きなカリフラワーに裏切られたのは2回目。最初は1976年に2か月ほどアメリカ、カナダ、メキシコを旅した時のこと。L.A.のAlice's Restaurantという店でカリフラワーのサラダをオーダーしたところ大きなサラダボウルに山盛りのカリフラワーが。狂喜乱舞で1個口に入れたところ何と生!残り全て残して勘定を済ませると、女主人(多分Aliceなのでしょう)が一言“What’s the matter with you?”。 『ウサギじゃねぇんでやんすから生のカリフラワーは無理ざんす』そう言ってやりました・・・日本語で。
東京都渋谷区富ヶ谷1-9-20 リンデン代々木公園1階
03-6407-1791
11:30-16:00 17:00-22:00
不定休
※食べろぐの営業時間情報は誤りです
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、韓国プサン市です。