スピンオフ編~中国上海市・世界一が3つもある不思議な光景の禅寺『東林寺』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、中国上海市の『東林寺』です。

 

 

市中心部から南西に約30㎞

金山区の朱泾鎮にある寺です。

 

同地までは地下鉄が通る予定ですが

未だ開通していません。

 

現段階では

市中心部から地下鉄1号線で

『蓮花路』駅まで行きます。

 

 

駅前のバス停から

路線バス『蓮朱専線』に乗り換えます。

 

 

1時間ほどで

終点の朱泾に到着。

 

市中心部とは全く異なる

長閑な町です。

 

 

バスターミナルから5分ほど歩くと

『東林街』という参道に出ます。

 

 

参道の突き当りにあるのが

今回ご紹介する『東林寺』です。

 

異様な雰囲気ではありますが

歴とした禅寺です。

 

 

開山は元朝時代の1308年

700年以上の歴史を持つ古刹で

古くは『観音堂』という名前でした。

 

 

この太鼓橋を渡り

白と金を基調とする門から入ります

・・・拝観料は5年前で30元(約500円)。

 

因みにこの門には

48体の阿弥陀仏が並んでいます。

 

 

門を入るとまず目に入るのが

金蓮池に立つ七宝焼きの財善童子像。

 

高さが5.4mあり

世界一の七宝焼きです

・・・世界一#1

 

 

金蓮池の後ろには

本堂に相当する

『大雄宝殿』があります。

 

それにしても気になるのは

岩山の上に顔を出している巨大な頭

何なのでしょう?

 

 

大雄宝殿の参拝は後回しにし

近くに寄ってみました。

 

仏様の頭部のようですが

なんか違和感があります。

 

 

この頭の真下にあるのが

金色の巨大な扉がある『観音閣』。

 

 

 

2007年に建てられたもので

高さ20mの扉は

銅製としては世界一の高さです

・・・世界一#2

 

この扉を閉めると

点々模様で『佛』の字になるそうです。

 

 

扉手前の両側には

金色の五百羅漢

・・・数えはしませんでしたが

500体以上あるように思えました。

 

 

建物の中には

これまた金色の観音像が。

 

高さ35m

屋内の観音像としては世界一だそうです

・・・世界一#3

 

 

3つのお顔を持つ千手観音像

手にはさまざまのものを持たれています。

 

周りの丸い部分も全て手になっているので

本当に千本の手をお持ちなのかもしれません。

 

 

失礼して上から拝見すると

冠の上にもいくつかのお顔が。

 

そして

差し上げた2本の手で

お釈迦様を持ち上げています。

 

 

さて

この建物内のエレベータで

7階まで登り

階段でもう1階上がると

先ほどの巨大な頭部がある

ベランダのような処に行くことができます。

 

 

そして振り向くと

ありました!

 

『五佛冠』と呼ばれ

五智円満を象徴する

五仏をかたどった宝冠だそうです。

 

鼻の部分は

大日如来なのでしょうか?

 

俗人の私の理解の範疇を

遥かに超え

頭の中は混乱の渦で

支離滅裂になりました。

 

しかし

なんか凄いものなのだなということは

感じ取ることができました。

 

 

中国でも多くの寺を参拝しましたが

こちらのような不思議な寺は

始めてです。

 

日本で禅寺というと

質実剛健のイメージがありますが

根底から概念を覆されました。

 

東林寺

中華人民共和国上海市金山区朱泾鎮東林街150号

86-21-57314019

8:00-16:30

拝観料30元(2015年現在)

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都渋谷区富ヶ谷です。