スピンオフ編~京都府京都市下京区・ホテルに生まれ変わるレトロモダンビル『任天堂初代本社ビル』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、京都府京都市下京区の『任天堂初代本社ビル』です。

 

 

最寄駅は

京阪電鉄『七条』ですが

今回は一つ先の

『清水五条』から歩いてみます。

 

 

地上に出て

鴨川に架かる五条大橋を渡ります。

 

 

五条大橋の左手に位置する

かつて遊郭だった『五条楽園』に入ります。

 

まず目に入るのは

高瀬川沿いに建つ

五条楽園最大のお茶屋だった

『本家三友』。

 

唐破風が印象的な

本家三友の前を通り

次の角を右に曲がります。

 

 

五条楽園の小径をしばらく進み

『会津小鉄会』の元本部のビルを過ぎると

左側に立派な旧家が現れます。

 

かつて『奥澤眼科診療所』だった

『眼科・外科医療器具歴史博物館』

この建物を左に入ります。

 

 

博物館の隣にある

アールデコ調のビルが

1930(昭和5)年竣工の

任天堂初代本社ビルです。

 

 

因みに七条駅から行く場合には

川端通りを北上し

『正面大橋』を渡ります。

 

 

任天堂の歴史は

1989(明治22)年に

山内房次郎氏が創業した

『任天堂骨牌』にさかのぼります。

 

 

骨牌というと

麻雀牌を思い浮かべますが

かるたの意味もあります。

 

エントランス右脇には

かるたとトランプの製造元

山内任天堂の銘板が残っています。

 

 

左脇には

英文で表記された銘板もあります。

 

このころから

海外マーケットを

見据えていたのですね。

 

 

建物正面には

『福』の字を織り込んだ

ゴージャスなレリーフがあります。

 

その上に

何やら気になる

掲示版が立てられています。

 

 

来春には

安藤忠雄建築研究所が

設計を監修するホテルになるようです。

 

現存の建物を生かし

改修、一部増築などして

部屋数10のホテルとして

4月30日に開業とのこと。

 

しかし

コロナの影響でしょうか

工事は始まっていませんので

開業が遅れるのは確実ですね。

 

 

写真を撮りまくっていたところ

突然3階の窓が開き

中から男の人にガン見されました

・・・何か不都合があるのでしょうか?

 

 

この建物は

1959(昭和34)年までの約30年間

任天堂の本社機能を担い

別棟には工場もありました。

 

 

工場部分の出窓

サンフランシスコの

ビクトリアンハウスのようで

とてもお洒落です。

 

 

全体に洋風なデザインになっていますが

一部に和のテイストが織り込まれています。

 

工場の切妻屋根に

それが顕著に表れています。

 

 

立派な鬼瓦が。

 

 

和風の切妻屋根をのせた

小さな塔

・・・煙突でしょうか?

 

 

アールデコ調の洋風建築に

和のテイストを織り込んだ

レトロモダンな素晴らしい建物。

 

ホテルに生まれ変わっても

外観が保存、維持されることは

喜ばしいことですが

一抹の不安も残ります

・・・でも泊まってみたいかも。

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都新宿区四谷です。