スピンオフ編~群馬県桐生市・日本最古のスパニッシュ・コロニアル様式の建物『桐生倶楽部会館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、群馬県桐生市の『桐生倶楽部会館』をテーマにします。

 

 

最寄駅は

JR両毛線、わたらせ渓谷鐡道

『桐生』。

 

 

駅から徒歩6~7分

周囲と様子が異なる

洋館が現れます。

 

 

こちらが

国の有形登録文化財にもなっている

桐生倶楽部会館です。

 

1919(大正8)年竣工

日本最古の

スパニッシュ・コロニアル様式の建物。

 

 

大正時代に

輸出織物の好況を迎えた桐生産業界は

1900(明治33)年に結成された

『桐生懇話会』を発展解消し

1918(大正7)年に

『社団法人桐生倶楽部』を発足させました。

 

その活動の中心となったのが

企業家の社交場として建設された

桐生倶楽部会館でした。

 

 

木造2階建寄棟瓦葺きの建物の

シンボルとなっているのが

切妻の小さな屋根をのせた煙突。

 

2階建て部分に4本

平屋部分に1本

全部で5本あります。

 

 

前回桐生市を訪れた時は

内部を見学できるとは知らず

外観だけを見るに留めましたが

拝観できることを知り

今回お邪魔しました。

 

見学を希望する場合には

玄関脇にある事務室に申し出ます。

 

9時~17時の間で入館無料

ただしお昼時は

係の方が不在の時もあり

外で待たなければならないこともあります。

 

 

玄関を入ると談話室が

・・・かつては桐生の企業家たちが

ビジネス談義に花を咲かせたのでしょう。

 

 

談話室の奥には

小さな会議室があります。

 

館内にはこのような部屋が

大広間を含め大小8室あり

いずれも有料で一般に開放されています。

 

 

大正浪漫を感じるシックな階段

・・・2階も見学できます。

 

 

2階には

最大100名収容の大広間が。

 

講演会や宴が催され

文字通り起業家たちの社交の場でした。

 

 

係の方にお願いすれば

庭を見せて頂くこともできます。

 

 

会館利用者は

こちらの庭園入口から出入りしますが・・・

 

 

見学者は

こちらの通用口から出入りします。

 

 

欧風の庭園かなと思いましたら

意外や和テイストの庭でした。

 

 

庭から眺める建物の裏側も

とても素晴らしい光景です。

 

 

夜間は美しくライトアップされますが

敷地内への立ち入りはできません。

 

 

織物産業が衰退し

今は少し元気のない桐生の町ですが

このような素晴らしい文化遺産を

ちゃんと保存する意気込みには

頭が下がります。

 

桐生倶楽部会館

群馬県桐生市仲町2-9-26

0277-45-2755

9:00-17:00

お盆と正月に休館あり

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、京都府京都市下京区です