スピンオフ編~群馬県桐生市・昭和モダンを感じられる駅舎『西桐生駅』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、群馬県桐生市の『西桐生駅』をテーマにします。

 

 

桐生市には

JR両毛線とわたらせ渓谷鐡道の『桐生』駅

東武桐生線の『新桐生』駅

上毛電気鉄道の『西桐生』駅と

3つの鉄道の駅があります。

 

JR桐生駅から

北に300mほど歩くと

『水道山』を背景に

趣のある建物が見えます。

 

 

こちらが

上毛電気鉄道の西桐生駅。

 

駅の開業は

鉄道の開業年の1928(昭和3)年で

3つの駅の中では一番新しいものですが

他の2つの駅が改築されているのに対し

西桐生駅の駅舎は

建築当時のままの姿を残しています。

 

 

マンサード屋根の洋風建築の駅舎はは

1998(平成10)年に『関東の駅百選』に選定され

2005(平成17)年には

国の『登録有形文化財』に登録されています。

 

 

駅名銘板も

右書きで書かれ

古い書体が使われています

・・・新しいもののようですが。

 

 

駅舎内に入ると

右側にはレトロ感満載の

待合室があります。

 

 

エアコンディショナーが無く

夏場には4台の扇風機が

涼風(?)を送っています。

 

 

時刻表や運賃表も

駅舎の雰囲気に合わせ

レトロな仕上げになっています。

 

 

上毛電気鉄道は

中央前橋駅と西桐生駅を結び

23駅、全長25.4㎞

県民からは『じょうでん』の愛称で

親しまれています。

 

 

桐生市の人口は約11万人

群馬県第5の都市ですが

西桐生駅には

自動改札機がありません

・・・風情ありますね。

 

 

電車は1時間に2本

発着時以外の時間帯は閑散としています。

 

 

しかし

近くに桐生第一高校などがあるため

通学時間帯のホームは

学生たちで溢れます。

 

 

混乱を避ける為でしょうか

早朝と夜間は

駅前広場に直結する

改札口が使用されます。

 

 

学生たちが降りた

折り返しの電車に乗る人はまばらです。

 

 

再び駅舎の外へ出て

屋根を見上げてみます。

 

文化庁が運営する

文化遺産オンライン』には

マンサード屋根と記述されているので

そう前述しましたが

私にはどう見ても

ギャンブレル屋根にしか見えません。

 

 

待合室の外側も

昭和モダンを感じさせる意匠になっています。

 

 

広場の片隅あるトイレは

最近の建築と思われますが

駅舎のギャンブレル屋根を模し

景観調和が図られています。

 

 

待合室西側の出窓は

ビクトリアンハウス調ですが

どうもしっくりきません

・・・多分後付けだと思います。

 

 

駅舎裏側も

とても素晴らしいデザインですが

飲食店駐車場の看板が

ちょっと無粋ですね

・・・施設維持のためには仕方ないのでしょうが。

 

 

西桐生駅には

まだまだ見るべきものがありますが

今日は概要だけご紹介しました。

 

西桐生駅

群馬県桐生市宮前町2-1-33

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、アメリカ・ニューヨーク市です