ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は東京都足立区西新井の『レストラン・タジマ』です。
最寄駅は、東武大師線『大師前』。五智山遍照院総持寺、通称『西新井大師』に隣接する駅です。
この駅とても不思議なのです、乗車券売り場も自動券売機もありません。改札口には終日駅員さんがいません。無賃乗車OKAYの駅?違います。実は、大師線には『大師前』駅と隣の『西新井』駅の2駅しかありません。西新井駅の自動改札機を通過し、大師前駅ではフリーで乗降します。
閑話休題
『レストラン・タジマ』は、駅から徒歩2分、西新井大師の参道にある洋食屋。店のFBでは『とんかつ田島』となっていますが、店頭では『Reastaurant Tajima』の表記されています。2019年8月開店ですので丁度1年を迎えたところです。
メニューは、とんかつの他にステーキ、エビフライなどの食事ものの他に酒肴もあります。
4人掛けテーブル3卓、カウンター4席、計16人収容の小さな店です。新型コロナウィルス対策のため各テーブルはパーティションで仕切られています。
グランドメニューの『ヒレビーフカツ』は、単品税別2200円。ランチの『ビーフかつ』は、ご飯、豚汁、小鉢、お新香、デザートが付いて税別1100円。半分の値段・・・どう違うのでしょう?お聞きしたところランチメニューには牛肩ロースが使われているとのこと。
価格が変動していることもあります。
ヒレビーフカツにするかランチの肩ロースにするか?ここは全く迷いません。当然ヒレです。プラス200円(税別)でセットにできます。注文の際に揚げ方を聞いてくれます。レアでお願いしました。
まずは小鉢が提供されます。この日は切り干し大根。和食屋顔負けの美味しさです。
同時にお新香も出てきますが、私は宗教上の理由はたまた祖父の遺言を盾に口にしません。
ヒレビーフカツが登場。100g程度が粗目のパン粉をまとい狐色に揚げられています。ビジュアル的には、洋食屋のカツレツではなく豚かつ屋のかつですね。でも美味しそう!
思わず声が出ました。素晴らしい!カラッと揚がった衣は、肉から剥離しません。
デミグラスソースではなくとんかつソースで頂きます。
私は、ビーフカツにはカラシ不要派。まずはとんかつソースで。美味い!肉は柔らかく滋味に富んでいます。肉汁があふれ出ます。勿論どこかの牛カツ屋のように芯が冷えているなどということはありません。レアでありながら温かく仕上がっています。この辺りが牛カツ屋のバイト君と本格的な職人さんの違いですね。ちなみにレアが苦手の場合には、ミディアムレアかミディアムも可能です。
やはりデミグラスソースで頂きたいものです。という訳でマイ・デミグラスソースの登場。美味しいのですが何か違和感があります。とんかつソースに合うようなきちっとした下味が肉に付いており、デミグラスソースを受け入れません・・・計算されているなぁ・・・。職人さんの意気込みに敬意を表し、残りはとんかつソースで頂きました。
キャベツも新鮮でシャキシャキです。
お店特製のフレンチドレッシングで頂きます。酸味を抑えたこのドレッシングが秀逸。ビーフカツの邪魔をしません。
トマトも美味しかったです。こちらは塩で頂きました。
豚汁・・・さすがとんかつ屋さんだけあっていい出汁です。味噌の加減も秀逸。
大根がたっぷり入っていて嬉しいです。大根の少ない豚汁に当たるとがっかりします。
良質の米がふっくらと炊き上がっています。やや固めで私好み。
プラス200円でデザートは出ないだろうと思っていましたら出てきました。パッションフルーツのシャーベット。サービス品とは思えない味。これだけで200円の価値あります。
私のビフカツ史上、確実に都内で五指に入る逸品です。下味を軽めにし、ハンバーグ用のデミグラスを掛けて頂いたら頂点に立つ美味しさになるような気がします。次回お邪魔した時は、無理をお願いしてみようと思います。
心よりご馳走様でした。
東京都足立区西新井1-5-3
03-3857-5787
11:30-14:30 17:00-21:00
木曜日休み
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、中国上海市です。